イベントレポート

vol.100

第7回 ONSEN・ガストロノミーウォーキング in 長門市・俵山温泉が開催いたしました

山口県

「ONSEN・ガストロノミーウォーキングin 長門市・俵山温泉」 ONガス史上、最も多い実施回数となる第7回目の人気イベントが開催しました。

11月の第2土曜日は俵山のONガス、もう恒例ですね。今年は13日、天候晴れ。参加者107名での開催です。

農家の縁側に腰掛けて、風・土・水・木 自然と自分を同調させてみる。目の前に鎮座する山の神からのエネルギーを感じ、ゆっくりと流れる里山で心をリセットしたら、次は俵山温泉の「回復力」身体の隅々まで染み入るような湯治力で身体もリセット。里山の「癒し力」と温泉の「回復力」を堪能できる、ガストロノミーウォーキングのはじまりです。


お迎えの準備

ONガスin俵山温泉 さすがに第7回目ともなると準備も手際が良く・・と言いたいところですが、それでもやはり1日がかりです。前日よりウォーキングルート上に矢印や看板を設置。昨年のアンケートでは駐車場がわかりづらいとの声もあり、国道沿いの大型の看板設置などを行いました。アンケートでいただく声もとても参考にしているんですよ。。数人のスタッフで手分けして行いましたが、何度も何度もウォーキングルートを巡り、参加する方が安全に迷うことなくウォーキングを楽しめるよう工夫を重ねます。こんなおもてなしの気持ちがリピーターの方に支持されるイベントになっているのかもしれないですね。

杭型の矢印、お手製です。

事務所はONガスグッズでごったがえし


ONガス史上、最も高い位置の矢印

お兄さん、せいがでますね。


いよいよ当日の朝

秋の天気は女心?男心?。早朝は「雹」にみまわれましたがスタート時間にはあっぱれな快晴。まさに秋の天気はかわりやすいですね。ボランティアの方たちはスタート時間のずいぶんと前から会場に集まり、テント設営やお配りする封入物の仕分け、当日のブリーフィングなどを行いました。長門市や俵山温泉地区のスタッフをはじめ、下関市立大学からも心強いボランティアスタッフが駆けつけてくれました。大勢いるように見えるスタッフも、実はスタート地点での役目を終えると次のスポットへ移動するなど、朝から夕方までのフル稼働で頑張ってくれたんですよ。

真剣な表情でのブリーフィング(下関市立大学)

準備万端。参加者の到着を待つのみ


最近は見慣れた光景。検温ですね。

受け付け開始でーす。


いざ出陣~俵山温泉湯町駐車場~

コロナ対策もあり、20分おき20名にわけての分散スタートです。俵山ONガスには、通算7回毎回参加しているという猛者から、今回初参加という方、北は関東、南は九州と多くのエリアから参加者が集まりました。

思いっきり楽しむぞー

ONガスのはじまりはじまり


ONガスの「のぼり」少し重かったかな?

俵山初参加のお二人


温泉街

歴史ある俵山温泉ではガイドの方を先頭に説明を聞きながらスタートします。今ではレトロな温泉街として映え映えスポット満載ですが、写真に収めるだけでなく、ガイドさんの説明があると俵山温泉の歴史や温泉地としての凄さがよくわかりますね。俵山温泉は約1100年前に発見されたという歴史ある温泉地。江戸時代からはいわるゆ「湯治場」として栄えた名湯なんですよ。

温泉街を抜け最初のガストロノミーポイント温泉閣へ。俵山温泉を眼下に望みながら「俵山プレート」ともいえる 旅館料理が振る舞われます。毎年、趣向を凝らしたプレートに心躍ります。

俵山温泉を一望

ガイドの方と温泉街歩き

レトロ感満載

温泉街裏路地からの風景


早くも山口のお酒が!

おいしいお酒をどうぞ


俵山プレート ゴマ豆腐、シカの燻製、蓮根巾着

俵山の説明を聞きながら、一息


温泉街を抜けて里山へ

温泉街を抜けると俵山温泉の心臓ともいうべき「河内湯源泉」が参加者を待ってます。ふつふつを湧き出る温泉を覗いていると、なんか吸い込まれるようです。ガイドさんとはここでお別れをし、この後は里山を思い思いのペースで歩きます。風の音、鳥のさえずり、深まる秋や木漏れ日。歩くことで気付くことって多いんですよねー。日々の忙しさに忙殺されると忘れがちな小さな幸せです。リフレッシュという言葉の意味がよくわかります。

不思議な力で吸い込まれそうな「源泉」です

温泉街を抜け、しばらく進むと、何やらいい匂い。んーー??焼き芋でした。第2ガストロポイントでは焼き芋や里芋。地元の方の漬物や季節の果物。手の込んだ料理ということではありませんが、食材の美味しさが際立ちます。こんな料理がいい。これがいい、おいしい空気の下で食べるだけで、なんか良質の時間を過ごしているなぁと実感。非日常です。

その後、ウォーキングコースは「ゆず吉畑」が広がる一帯へ。ゆず吉とはカボスやスダチの仲間でゴルフボールより大きく、緑色、黄色の美しい果実です。ウォーキング参加者は「ゆず吉」収穫体験も楽しめるんですよ。収穫した「ゆず吉」はジュースにしてもよし、お土産にしてもよし。

俵山のONガスは歩く、食べるだけではありませんよ!

里山をてくてく

焚火の香りと共に休憩タイム


だ、だ、獺祭じゃないですか!嬉しー

元気なスタッフに励まされます


焼き芋は任せとけ!

もぐもぐタイム


はじめて「ざくろ」を食べたという人も。

ゆず吉、収穫!どれにしようかな?

地図を片手にピース。まだまだ余裕ですね。


西念寺~紅葉のハイライト~

いよいよコースも中盤。杉木立ち続く道を抜け、途中、牧場があったりと、曲がる度に異なる趣の景色が現れる、そんなONガス俵山温泉ですが、いよいよ俵山温泉のハイライト「西念寺」に向かいます。錦秋という言葉がぴったりですが、赤や黄色に色づいた紅葉の下、境内に設けられた休憩場が第3ガストロポイントです。炭火の焼き鳥、人気のしし汁(豚汁)と鹿ソーセージ、栗ごはんと盛りだくさんな郷土料理が振る舞われました。そろそろお酒も入り、ほろ酔い気分の参加者の方もいらっしゃったのでは?

またONガスのイベントに合わせ、西念寺さんのご厚意により、本堂も解放されました。なんと、ここでは「ヨガ体験」が楽しめるのですよ。本格的なインストラクターの声が本堂にやさしく響き、身体だけでなく心も整えます。

それにしても俵山のONガスってアイディア満載で楽しみがつきませんね。

焼き鳥を焼いてくれてます

鹿のソーセージ。美味。


温かいしし汁をどうぞ

しし汁。アンケートでは一番人気


本堂でヨガ体験。心を整えます。


いよいよ終盤 ~郷区民間~

紅葉の西念時で秋を堪能した後は住居が並ぶ川沿いの道へ、。干し柿が軒先にぶら下がり、金木犀の香りを感じたり。車での移動では見過ごしがちな小さな秋にあらためて驚きます。

その後、工事中の国道が続き少し退屈なウォーキングコースになりますが、何やら太鼓の音が?嬉しいじゃないですか、サプライズのおもてなしです。郷区民間では参加者の到着に合わせて太鼓演奏がありました。また第4番目となるガストロポイントでは「俵山おでん」が提供されました。温かく甘く沁みたおでんは疲れた身体にぴったりですね。沁みる~。

軒先の干し柿、ひとついただこうかなぁ~

国道をてくてく


そろそろ疲れも・・

味が沁みこんだ”おでん”うまし!


太鼓でのおもてなし

太鼓と紅葉のコラボ


頭振川公園駐車場からゴール

最後の難所!?午後は陽射しも弱まり、朝からのウォーキングもゴールに近づいていることがわかります。疲れもMAX・・というところに最後のガストロノミーポイント。ここでは俵山デザートとして季節の果物とわらび餅がふるまわれました。ボランティアのスタッフも集結し、道案内と食事の提供、つかれた参加者への声援など大活躍。良い景色、おいしい食べ物とお酒。そして、何よりも何よりも「人との交流」がONガスの醍醐味ですね。実感です。



さてさて、いよいよゴールとなりました。日もかけ始め楽しいイベントも終わりです。たっふり歩いて、食べて、を堪能した後は俵山温泉で湯ったり。

なんかいい。それがいい。魅力いっぱいの俵山温泉。何度でも足を運びたくなる、まるでおじいちゃん、おばちゃんの家に遊びに来たような、魅力溢れる心の故郷ですね。

参加者のみなさん、スタッフのみなさん、お疲れ様でした。