イベントレポート

vol.79

【第6回】ONSEN・ガストロノミーウォーキング in長門・俵山温泉を開催しました

山口県

第6回目の開催、この数字は全国で開催されているONSEN・ガストロノミーウォーキングの中で最多数です。
開催数が増すごとに、ドンドン人気急上昇!今年はコロナ禍という環境でしたが、だからこそ、外で思いっきり楽しみたいと思ってくださる方が多く、申込を開始するとあっという間に完売となりました。
今回のコースは第1回目~第3回目と同じですが、おもてなしの内容は毎回違うので何度参加しても楽しい!

11月中旬というのに、絶好の行楽日和のお天気であったかい!太陽がまぶしい!紅葉も輝いている!最高の1日となりました。

~スタート~湯町駐車場

俵山温泉街の入り口にある熊野神社の横にある駐車場に集まってもらいました。検温・消毒、三密避けてコロナ対策もバッチリ。


あらかじめ7つのグループに分け、時間差をつけて、太鼓の音を合図に順次スタート。太鼓奏者は最近俵山温泉にやってきたフレッシュ地域おこし協力隊のお嬢さん。宿の女将も担います。かっこいい!
「俵山しっちょる会」のガイドさんから俵山温泉の歴史や効能を聞きながら、昔懐かしい温泉街を抜けていきます。


~河内湯源泉~

一つ目のポイントに到着。俵山温泉で唯一見学できる自然湧出の源泉で、日帰り温泉施設「白猿の湯」で使われています。何度見ても、魅了されます。ここでもガイドさんから俵山温泉の温泉力、歴史を教えてもらいます。昔の浴場の写真、芋の子状態でビックリ。どれだけの人がこのお湯に浸かって元気を取り戻されたことでしょう。


ガイドさんとはここでお別れ、ここからは各自のペースで決まったルートを進みます。
真っ青な青空の下、里山の原風景が広がっています。山口県の伝統果汁、「ゆずきち」も可愛い黄色の実をたくさん付けています。

~GastronomyPoint~農家縁側カフェ①

俵山温泉と言えば、「農家縁側カフェ」!農家の縁側をお借りして時間が止まったような里山の原風景を縁側に腰を下ろしてゆったりと楽しみます。
こちらでいただくメニューは「俵山おでん」。特に手羽先はトゥルントゥルン!めちゃ旨し!
おでんに合わせるのは、これまた山口県が誇る銘酒「獺祭」です。それと体にとってもいい「野草茶」


あれれ??今年はちょっと様子が違うようです。こちらも俵山温泉の名物となっているヨガ体験です。今までウォーキングの最中に素晴らしい景観の中、ヨガ体験をしてもらってますが、今回はここで体験です。
全長8kmのコースを完歩するために、ヨガで身体を整えます。こんな場所での体験、レアすぎます( *´艸`)
里山を眺めながらジワジワと汗ができます。久しぶりに身体を思いっきり伸ばした感じ。終わった後は一層気分爽快。
気分よく次のポイントへ進みましょう。


途中、トイレ休憩に立ち寄る上牧集会所のところで、嬉しいサプライズが!区会長さんがお出迎えで待っていてくれました。そして柿狩り体験をさせてもらい、その場でガブっと。おぉぉぉ、秋の甘~い味覚は心に沁みます。



~GastronomyPoint~農家縁側カフェ②

うわぁ~青空の下、すごい楽しそう!美味しそうな匂いが!焚き火の匂いもしてきます。
メニューは「里芋」「柿」「焼きしいたけ」「かき餅」「手作りのお漬物・佃煮」の取り放題!更に焚き火で焼いたホクホクアツアツの「焼き芋」、供するお酒は地酒「むかつく」、俵山の野草茶。
なんという素朴で豪華なお食事でしょう。それも農家のお庭でゆったりいただくだなんて、ある意味本当の贅沢というのはこういう事ではと思ってしまいます。




距離を保ちながら、みんなで美味しくいただきました。

次のポイントに向かう途中、毛皮の印とともにちょっと寄り道。

山道を進むと、地域おこし協力隊から地元ハンターに転身した中野さんが。よく見てみると、罠にかかった猪の子供が2頭。ハンター中野さんは猪を見世物にしたかったわけではなく、命をいただく尊さを感じて欲しいと仰ってました。確かにですね。


コースに戻り、ルートを進みます。でたっ!!ここからはキリハゲ山頂上を目指して坂道をガンガン登っていきます。杖をお借りして頑張って行きましょう!



~キリハゲ山~

頂上に到着~~!いや~きつかった(^_^;) でも頂上から見える眺めは絶景です!
そして頑張った後のご褒美は「ゆずジュース」をサプライズでご用意いただきました。もう五臓六腑に染み渡る旨さです。

こちらでもお楽しみが!「たっける大会」です。「たっける」とは山口県の方言で、叫ぶ。叫んであることをうったえる。との事。
お題は「もし今すぐコロナが収束したら何したい?」
みんな日頃の鬱憤を晴らすべく、色んなやりたい事をトラックの荷台から麓に向かって叫びます。


あ~スッキリ!厳正なる?審査の結果、1位~5位までの入賞者には豪華賞品が!

この後は、一気にキリハゲ山を下っていきます。やっぱり下りは楽だな~。

~GastronomyPoint~上安田林業集落センター

こちらでも広々とお外でお食事です。


目もお腹も満たしてくれる名物「俵山ガストロノミープレート」です。毎回楽しみです。
こちらの木のプレートはガストロノミーウォーキング専用に作成していただいたそうで、毎回大活躍!
胡麻豆腐・鹿の燻製・猪肉ソーセージ・蓮の茶巾・栗きんとんという豪華なラインナップ。
お酒は地酒「みすゞ」「ほれぼれ」、そして俵山野草茶
地酒とともにいただく地の物、これに勝るものはなしです。


~下安田竹林~静寂の異次元空間

そろそろ後半です。のんびりゆったりと時を楽しみながら歩いていくと、静寂の異次元空間の竹林の入り口が。
野草茶をご用意して待っていてくださいました。至れり尽くせりです。


ずっと竹林を仰ぎ見続けられそうです。心が穏やかになる空間。素敵な竹林の中のサークル。

~GastronomyPoint~麻羅観音

悲しい伝説が残る、俵山の隠れたパワースポット、麻羅観音をお参りした後は、最後のお食事です。

こちらも広々とした食事スペースです。辺りからの香ばしい芳しい匂いが立ち込めています。


じゃじゃ~~ん!メニューは長門市が誇る焼き鳥・天然鮎の炭火焼き、郷土料理の栗寿司、しし肉とお味噌の甘みが半端じゃないしし汁!すごいボリュームです!
更に嬉しいのは特別に山口県が誇る地酒「雁木」「東洋美人」「貴」も提供いただきました!


この笑顔で美味しさが伝わりますでしょうか♬


~五段の滝・子安観音~


満腹のお腹を抱え、ルートを下っていくと、目にも鮮やかな紅葉がお出迎えしてくれました。
まさに絶好のタイミングです。至る所で大撮影大会が!
五段の滝の前にはデザートも用意してくれてました。梨、ホットゆずきち、ゆず茶です。
後、僅かでゴールなのに、なかなかここを離れられない!



五段の滝を眺めながら、川に足場を作って渡ります。ちょっぴり怖いけど、そこは毎回お手伝いに来てくれる下関市立大学生のみなさんが優しくサポート。安心です。

~ゴール~湯町駐車場


ゴール!!参加者のみなさん、大変満足されたお顔です!全長8km、めぐって、たべて、地元のみなさん、参加者のみなさんと触れ合ってゆっくりたっぷりと約5時間かけて堪能致しました!
「時間が足りない~!」と、これは大満足であった証拠です。お疲れ様でした!
心地よい疲れを取って更に心地よい1日の締めくくりは、もちろん、西の横綱と言われる俵山温泉の優しいお湯に浸かります。
ゴールでアンケートを記入して、温泉券とお土産にゆずきちと三猿饅頭をいただきました。地元の方の手作りの佃煮を買って、温泉へGo!
俵山温泉には外湯が2ヵ所。「町の湯」「白猿の湯」、どちらに入るかはお好みで!