イベントレポート

vol.113

第1回 ONSEN・ガストロノミーウォーキング in 礼文島・秋のあるき旅を開催しました

北海道

「第1回 ONSEN・ガストロノミーウォーキングin 礼文島・秋のあるき旅」を開催しました。

昨年はコロナ感染症の影響で中止となりましたが、悲願の礼文島初開催の実現です。
日本最北の離島「礼文島」は、北海道の北部・稚内より西に約60kmにあり、人が住む島としては日本で最も北に位置しています。標高2500メートル以上に咲く高山植物を海抜0メートルから楽しむことができ、別名「花の浮島」と呼ばれています。そんな礼文島を舞台に「めぐる」「たべる」「つかる」 ガストロノミーウォーキングのはじまりです。当日の様子をご紹介させていただきます。

開催日時 :2022年8月27日(土)  8:00-13:00
開催場所 :礼文島・桃岩展望台トレッキングコース~北のカナリアパーク 6.7キロ
天候   :曇り時々雨
参加人数 :19名 (関係者含まず)
参加費  :4800円 
主催   :礼文島観光協会

コロナ禍の中の開催判断(準備編)

8月上旬、コロナ感染症の感染者数が増大し、近隣のイベントの中止も相次ぎ今年も開催断念か!?と心配しておりましたが、礼文島観光協会、礼文町役場の方たちの数度にわたる話し合いを経て、「今年こそは開催しよう!どうしたら開催できるのか?」といった方向に舵を切ることことが決まりました。諸々調整の中、BBQから特製の「島弁等」への変更。お酒の提供も控えめにといった対応が取られ、ワクチン接種や事前の健康チェックなどを行い、万全の状態でイベント当日を迎えました。ご参加の皆様におかれましては、直前のイベント内容変更や、ワクチン接種証明書の提出などご迷惑をおかけいたしましたが、ご協力ありがとうございます。

礼文島のONガスではウォーキングコースが国立公園内ということや、風が強い。といった気象特性から「のぼり」「りぼん」などの飾りは控えめの予定でございましたが、なんと、なんとフェリーターミナルの搭乗ゲートや待合ロビー、温浴施設にもONガスののぼりが飾り付けられました。

フェリーから降りた際にのぼりがお出迎えなんてイベント気分を盛り上げますね。気付いていただけたでしょうか?写真は飾り付けに励むスタッフとフェリー乗り場待合室の様子です。


いざ、スタート!~礼香寺前~

朝8時受付開始と開会式です。今回は限定20名の開催ですが、地元稚内のほか、沖縄、愛媛、愛知、東京、栃木に神奈川・・と全国から参加者が集まりました。6キロのウォーキングとランチといった限られた時間ではありますが、いろいろな地域の方と会話を楽しむというのもONガスならではのお楽しみですね。

桃岩展望台近道入り口に設けられた臨時テントでは、健康チェックを行い万全の状態でのウォーキングスタートです。参加者の表情からも、今から始まるウォーキングを楽しみにされている様子が伝わります。



ウォーキングスタート。えっ!こんなに坂道!?

桃岩展望台へ向けて、一行は近道を登ります。写真では伝わりづらいですが、、結構な坂道でございました。9月という事で高山植物のピークは過ぎているものの、秋には秋の高山植物が咲いており、黄色や白、紫といった可愛らしい花が沿道をかざります。桃岩展望台へのトレッキングコースを何度も歩かれている参加者の方もいらっしゃり、お花の名前や花にまつわるエピソードなどを聞きながらの登頂です。当初、こんなに坂道!?と思いましたが会話を楽しみながら歩くと、あっという間に桃岩展望台に到着です。





桃岩展望台

桃岩登山口から歩くこと40分。絶景が広がる桃岩展望台へ到着です。左には利尻富士。右を見れば桃岩展望台。曇り空ではありましたが、鈍色の海に、若干黄色みが勝った礼文島の草原。なんとも言えない景色が広がります。それにしても360度、前を向いても後ろを向いても、右に左と絶景、絶景、絶景。心地よい風を感じながら、なんとも楽しそうですね。この日は雨が降り出しそうな「曇り」ということでしたが、とても視界は良好で、遠くの水平線や利尻富士が目の前に広がり、おもわず声をあげたくなるほどです。晴天でも利尻富士は全く見えないという日もあるのでこの日は本当にラッキーでした。



桃岩展望団では、スタッフの方が待機しており、参加者の方の記念写真をパチリ。まだまだ元気なご様子です。


振り返れば君がいる。。。 振り返ると「こんなに歩いて来たのか‥。」と驚かされます。

緑あふれる草原の中、トレッキングルートがはるか天まで届くかのように彼方へと続き、無事にゴールに辿りつくのかと心細くなりますが、一歩一歩の積み重ねがゴールに近づく唯一の方法です。


見よ。この絶景を!

展望台から見るとわかりづらいのですが、下から見ると桃の実のような特徴的な形の岩があり「桃岩」と呼ばれています。また写真中央に小さく見える島(岩)は、猫の後ろ姿のように見える「猫岩」。両耳がピンと立っていて、背中が丸くなっているように見えますね。何とも可愛い。それにしても曇りでもこの景色。晴れたらどうなっちゃうの!?


キンバイの谷

ウォーキングもいよいよ中盤。今回のウォーキングルートのほぼ真ん中ともいえる場所が「キンバイの谷」桃岩展望台からキンバイの谷へと続くエリアは斜面一杯に高山植物が咲き乱れます。名前の由来となったキンバイや高山植物の咲く時期は過ぎているといえ、それでも多くの花が咲いており、眼下に広がる絶壁からの海、空まで伸びる道と礼文島有数の絶景ポイントですね。

イベント当日ではありませんが、晴れた日の写真も掲載させていただきます。何とも言えない海の色、また礼文島への再訪を誓いたくなる景色です。


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礼文島オリジナル看板

今回のウォーキングルートは国立公園内で多くの方が楽しむトレッキングルートであることから、ONガスでお馴染みの「ピンク色」の矢印や、カラフルな「看板」の使用は控え、礼文島オリジナル「茶色い看板」が作成されました。心に響く応援ワードも散りばめられた粋な計らいです。作成されたスタッフの方、一枚一枚の作成は大変だったかと思います。また当日は早朝よりウォーキングルートに先回りし、看板設置に翻弄したとお聞きし、頭が下がります。

いくつかの看板をご紹介させていただきます。参加者の方も看板の応援メッセージに励まされた方も多いのではないでしょうか?




ゴーーーール。知床(北のカナリアパーク)

知床といっても知床半島ではなく、礼文島南部の小さな漁港で、海の向こうには利尻山(利尻富士)がよく見えるエリアです。この地で映画「北のカナリア」が撮影され、そのロケ地は今は公園として多くの観光客が訪れる人気スポットになっておりますが、その「北のカナリアパーク」が今回のONガス・ウォーキングのゴールです。

下の写真は別の日に撮影したものとなりますが映画「北のカナリア」で使われた小学校のセットがそのまま残され、見学ができるようになっています。この地にあの大女優たちが映画を撮影していたと思うだけでもワクワクしますが、映画を抜きにしても、利尻富士を眺め、昭和レトロを感じる建物(小学校)といった景色は思わずカメラに収めたくなります。当日もシャッター音が鳴り響いておりました。



疲れ知らずの参加者の皆様。




お待ちかね。ガストロランチ

さてさて、お待ちかねのガストロランチです。当初のBBQから「特製島弁当」に変更ということでしたが、BBQで提供される予定の食材にこだわり、趣向を凝らしたメニューで登場です。食材の良さだけでなく味付けも抜群!アンケートでも満足度100%というお弁当です。メニューの写真も掲載しておりますが、ウニだけでも「お吸い物」「天ぷら」「うにご飯」と「食文化を通して、その土地の文化や背景を知る」まさにガストロノミーを体感できました。鮑や、ほっけのフライは初めて食べたという方も多いお料理でした。ちなみにお弁当はフェリー乗り場2階の人気店「武ちゃん寿司」のシェフ、板前さんが心を込めて作ってくれました。美味しかったですねー。

終わってしまえば笑い話ですが、当初はお弁当も観光協会のスタッフの手作り!?といった案も出され、関係するスタッフは驚愕し重責に震えたそうな、、、開催準備に走り回る状況だったんですよ。

また食事会場は北のカナリアパーク併設の「北のカナリアカフェ」利尻島が目の前に広がり、なんとも気持ちの良い食事処です。


閉会式はありませんでしたが、食事前に礼文島観光協会、礼文町役場の担当者からお料理の説明や、参加のお礼などのご挨拶がありました。

ここでしか食べられない。この日しか食べられない。「特製島弁当」


美味しい「島弁当」をビールと共に楽しみました。北海道で飲むビールってなぜか美味しいですよね。歩き終わった後のビールは尚更です。またお弁当の他、ソフトクリームサンデーと白玉の黒蜜掛けなどデザート2品とコーヒが提供され、ついつい食べ過ぎてお腹が一杯と言いたいところですが、甘いものは別腹。疲れも取れますね。

昼食後はサプライズのじゃんけん大会が行われ、当初提供する予定のお酒や焼酎が勝者の方にプレゼントされました。

ウォーキングのお待ちかね。温泉「うすゆきの湯」

ランチ終了後、参加者には礼文島にある温浴施設「うすゆきの湯」のチケットが配布され、思い思いに楽しみました。礼文島唯一の町営の温泉はかけ流し。海の見える露天風呂からは利尻富士が大きく見え、ウォーキングで疲れた身体を癒してくれます。

透き通った湯は、肌にやさしく、入浴後も長く温かさが持続します。神経痛や関節痛、疲労回復、慢性皮膚病などに効果があるとされ、さらに、湯に含まれる芒硝が特に慢性婦人病に効くといわれます。
◆泉質
ナトリウム-塩化物-硫酸塩泉
◆浴場
天然温泉、ジャグジーバス、サウナ室、
露天風呂、貸切家族風呂


楽しい時間はあっという間ですね。ウォーキング終了後は、さらにもう1泊する方、利尻島に移動し自転車で回られる方、その日の船で稚内に帰られる方、ウォーキング後の楽しみ方もそれぞれです。

最後、参加者には嬉しいサプライズのお土産が。な、な、なんと「ウニ缶」のほか、とろろ昆布、入浴剤、トートバッグに、それから・・それから・・。今回、直前でバーベキューが中止となったお詫びということでの盛りだくさんのお土産で、恐縮するほどの豪華なプレゼントでしたが、自宅に帰ってからも礼文島の余韻を楽しますね。

またその日に稚内へ戻る方にあわせて、関係の方が紙テープのお見送り。ドラマや映画などでは馴染みるのある船を見送るスタイルですが、自分たちが見送られると思うと、ちょっと感動でした。いつまでも「さようなら」「また来てね」を繰り返しながら船が出向です。

ん??よく見ると「来年はバーベキューをやりましょう」と書かれた看板を持ったスタッフも。これは来年も来るしかないですね。


ご参加の皆様、関係の皆様。お疲れ様でした。