イベントレポート
vol.61
【第3回】ONSEN・ガストロノミーウォーキング in 岩室温泉を開催しました
第3回目の開催となる岩室温泉は新潟市に位置します。といっても新潟市内から車で約50分。一面に広がる田園風景、里山の豊かな自然、北国街道の歴史の魅力を満喫できる風光明媚な奥座敷です。
なんといっても米どころ新潟、日本酒と新米のコシヒカリを堪能しようとたくさんの方に参加いただきました。
当日の朝は生憎の雨模様。でもスタート時間が近づくうちにどんどん天気は回復、僅かながらの雨が降ったり止んだり。
開会式・スタート地点@いわむろや
最初のスタートは9時。そこから30分間隔で3班に分かれて出発します。開会式も3回。空模様によって「いわむろや」の屋内でやったり、外の芝生広場でやったり。
岩室温泉の最大の特徴は、地元のガイドさんたちが一緒に歩いてくれる事です!岩室温泉の歴史は古く、開湯300年。歴史に彩られた素敵な物語を聞きながら、ONガスウォークが楽しめるなんて、とっても嬉しいおもてなしです。
もちろん、ガイドさんとずっと一緒でもいいし、マイペースで進んでもらってもいいし、思いのままに。
それでは行ってきま~す!
最初から全力で説明をしていただきます。嬉しいですね。どんどん川沿いを進み、「お杉バラ園」を横切ります。残念ながらバラは少ししか咲いてなかったのですが、顔出しパネルの記念撮影は必須ですね。
ガストロノミーポイント@種月寺・だいろの湯駐車場
最初のポイントに到着です。いただいたのは、岩室銘菓。「岩室せんべい」と「温泉まんじゅう」。あったかいお茶とともにほっこりいただきます。
それではガイドさんと一緒に「種月寺」へ進みましょう。種月寺は国指定重要文化財。薩摩出身の南英謙宗が文安3年(1446)に創建。そのため、門には島津家と同じ十字の門が入っています。新潟と薩摩、面白いです。
立派な本堂です。
ガイドさんから色々なお話が聞きながらの見学はやっぱり違います。「不許葷酒入山門」。ニンニク・ネギ・ニラなどのにおいが強くて臭い野菜や、酒は修行の妨げになるので寺の山門の中に持ち込むことは許さない。とのこと。修行僧の皆さん大変ですね。
石瀬神社
杉木立の林道コースを進みます。ちょっぴり登り坂。雨も上がってきました。しっとり濡れた森の中、雰囲気が素敵です。
「石瀬神社」に到着。ここは多宝山のふもとにある知る人ぞ知る神社です!杉のトンネルの途中にひっそりと佇んでいます。
拝殿へ向かう参道には小川が流れ、朱色の橋がかかていて、中世期には「石瀬之霊場」と呼ばれたパワースポット。
みんなでお参り。こちらのご神体、裏手にある「巨石」もみんなで見学。狛犬さんも凛々しい。
ここからは、普段なかなか人が通らない裏道を進みます。珍しいきのこも生えていて、興味津々。
ガストロノミーポイント@青龍寺(薬師寺)
岩室地区で最古のお寺、岩室温泉の歴史を見てきた青龍寺へ進みます。途中にある「水掛不動」。川の対面から不動明王像へお水をかけてお参りします。皆さん上手い!ナイスヒット続出です。薬師堂では、立派な仁王様の股をくぐると願い事が叶うとか。
歴史を感じる石像やお地蔵様。ガイドさんからの説明を聞きながら、進んで行くと、ガストロポイント。
いただいたのはこの地域の特産品『枝豆(かおり豆)』。岩室の農家さんが育てた枝豆は、その名の通り、芳しい香りが漂う、逸品です。これは美味しい!と絶賛の嵐。岩室温泉街の酒蔵、宝山の日本酒とともにキュッといただくと、至福です。
お酒を飲まれない方は甘酒を。
いただいた後は、長閑な田園地帯を進みます。稲はほとんど刈り取られており、秋の気配一面です。
ガストロノミーポイント@丸小山公園
大河ドラマにもなった直江兼続の弟である大国実頼が収めた天神山城、天神山の麓にある丸小山公園に到着。
笑顔でお迎えをしてもらい、お酒も注いでもらいました。
おぉ!これは今までにないビジュアルです!!『かさごの粕漬け』どど~んと一本かぶりつき!
公園でみんなで美味しくいただきました。なんかちょっとクスッと笑えるポイントです。美味しいお魚、美味しいお酒、最強です。これだけ大きなお魚、お酒がたんまりあったら動く人がいなくなっちゃうのでは?
ガイドさんと岩室温泉街をブラブラ。住人の方が飴を用意してくださっていました。ジワっと嬉しい心遣い。
源泉公園
岩室温泉はじまりの地。今から300余年前、庄屋髙島庄左衛門が夢枕で温泉のありかが伝えられ、傷ついた雁が泉流に浴して傷を癒していたことから源泉が見つけられたと伝えられています。
岩室の歴史に存分に触れた一日でした。コースは約7キロ。そろそろゴールに到着です。
ゴール@いわむろや
ゴールでは、岩室温泉名物のお出迎え!幟を盛大に振って「お帰りなさ~い!」。参加者の皆さんも笑顔です!歓迎されるのって、とっても嬉しいですよね。
最後にお食事です!カフェテリアのようにズラッと並んだお料理と一つずつ手渡ししていただきます。
笑顔でお料理の受け渡し。どうでしょう!凄いラインナップです。『かきのもと』(食用菊のおひたしで、この地域の郷土料理)、具沢山の『きのこ汁』、新潟県の地鶏ブランド『越の鶏トマト煮』、そして何と言ってもこれ!『新米コシヒカリ』と『柚子大根のお漬物』、デザートは渡辺農園の『梨(豊水)』です。
お酒はもちろん、宝山酒造の地酒。田んぼをバックにみんなでゆったり頂きました。ご馳走様でした!
食事を終えた後は、みんな三々五々に温泉へ。6箇所の温泉から好きなところをチョイスして最後のお楽しみ、温泉入浴を楽しんで帰ります。
朝はだいぶぐずついていたお空も、ウォーキング中はほとんど影響がなくて、良かった~。
「いわむろや」ではお土産を買う人でごった返しています。私の新潟岩室の美味しいものを買って帰ります。
米どころ新潟!新米を食べにくるだけでも大いに価値があります!