イベントレポート

vol.53

ONSEN・ガストロノミーウォーキング in 中津川 蛭川なんじゃもんじゃ祭りを開催しました

岐阜県

『なんじゃもんじゃ祭り』ってなんじゃ?!っとついダジャレ的に言ってしまいそうになるのは私だけでしょうか?
この面白いネーミング『なんじゃもんじゃ』とは、『ひとつばたご(一つ葉たご』という樹木を指してます。
俗名がなんじゃもんじゃになった由来は色々あるようですが、昔から見慣れない木をそう呼んだそう。
この木は日本では対馬、岐阜県木曽川、愛知県に隔離分布されて生息されている珍しい木。
更には希少種でもあり絶滅危惧種にも指定されている、と聞けば更に希少価値が高まります。

開催地の中津川市蛭川地区には、国の天然記念物に指定されている長瀞のヒトツバタゴをはじめ、和田川沿などに20株以上が自生しています。毎年「ひるかわ ひとつばたご祭」を開催して多くの方で賑わいを見せてますが、今回は更にONSEN・ガストロノミーウォーキングも開催、330名もの方に参加いただき、賑わいも一入です。

当日は抜けるような青空!汗ばむ陽気。なんじゃもんじゃの白いふわふわとしたお花は満開!!!

青山市長が大きなクラッカーをパーン!と高らかに打ち鳴らし、最初の組の方からスタートです。

 


「行ってらっしゃ~い!」と元気に見送られならが、全長9.4キロのコースを楽しみます。ベビーカーやバキーを引いた若いご家族も。今日は5月とは思えないほど暑くなりそうです。熱中症対策忘れずに!

矢印や幟を目印に進みます。いやいやそれにしても晴天。帽子だけじゃ足りなくて、日傘も指して日焼け対策万端整えている方多し。

ガストロノミーポイント①蛭川郵便局前

そうこうしているうちにスタートから900M、最初のポイントへ到着。

『中津川トマトと山菜のゼリー』なんと涼やかですっきりした美味しさ!最初にいただく前菜。この美味しさ、テンション上がります。作っていただいたのは、このイベントの実行委員長のお宿、岩寿荘。宿泊してお料理を堪能したくなります。
お酒は『恵那山』、お酒を飲まない方は『中津川トマトジュース』


さて、次のポイントへ進みます。昔ながらの街道沿いを進むと、見るからに老舗の酒屋が。酒蔵大橋酒造さん。創業100余年の歴史があり、『笠置鶴』が有名。みなさん吸い込まれるように店内へ。ご主人から色々とお話を伺ったりしました。


ガストロノミーポイント②安弘見神社

次のポイントは神社の境内へ。その昔、「木曽の大社」と称されていたそう。毎年4月に行われる「杵振り花馬祭り」が有名で、一見の価値があるそう。一度見物してみたいものです。境内は参加者の皆さんで賑わっています。鯉のぼりもたくさん泳いでます!


香ばしい匂いが立ち込めています!ご当地名物『五平餅』を炭火で焼いてくれています。照りってり味噌だれの海にくぐらせた五平餅、今まで食べた五平餅の中で私の断トツNo.1の美味しさです!!


お酒は笠置鶴『しゅわわせ気分』、まろやかフルーティーなスパークリングの日本酒。
お酒を飲まない方は笠置鶴『あまざけ』

私のこころもしゅわわせ気分(笑)

どんどん進んで行きましょう。


最高の日本の田舎の原風景の中をウォーキング。青い空と新緑、そしてお花が至るところに咲き乱れています。心が浄化されていきます。

ガストロノミーポイント③大橋酒造

次のポイントへ到着。先程は正面のお店の前を通りましたが、ポイントはお店の裏手。こちらもたくさんの人で大賑わい!可愛い学生さんたちもお手伝いしてくれています。

いただいたのは『鮎の塩焼き』。炭火で丁寧に焼いてくれてます。焼き上がりを待つ長蛇の列。ちょっとお待たせしておりますが、美味しさは格別です!

お酒は『笠置鶴』の生、お酒を飲まない方は『枇杷酢ソーダ』
なんじゃもんじゃのお花が咲いている木の下で、みんなかぶりつき。鮎の塩焼きと日本酒。またまた幸せ。
ここまでスタートから3.3キロ。コースはまだまだ前半戦。

あらゆるところに、なんじゃもんじゃのお花が咲き乱れ、足を止めてはウォーキング、写真を撮ってはウォーキング。

ガストロノミーポイント④棚田公民館


到着すると、こちらもお肉を焼いたいい匂いが!なんといっても『飛騨牛串』の鉄板焼きです。凄い賑わい。お肉を焼くスタッフもてんやわんやしてますが、でも楽しそう。


お酒は『三千櫻』、お酒を飲まない方は蛭川中学生手作りの『梅ジュース』
気温もどんどん、うなぎのぼり。水分補給も忘れずに。

次のポイントへ。道案内のスタッフとして活躍してくれているのは消防団の方。暑い中、ご苦労様です。
楽しくって美味しくって、お子ちゃまもたっぷり笑顔をくれました。

ガストロノミーポイント⑤奈良井広場

絶景ポイント。恵那山を眺めながら『朴葉寿司』をいただきます。手書きの看板が可愛い。お食事場所は原っぱにレジャーシートを敷いて。斬新なスタイル、運動会みたい。お日様は天高く、相当ジリジリと暑い中でのお食事となりました。
この朴葉寿司も相当美味でした。彩も綺麗。
お酒は『鯨波』、お酒を飲まない方は『蕎麦茶』


後半戦へ進みます。美しい田園風景、途中には巨石が。もちろん、お約束の記念撮影。中津川は石が有名なんですよね。至る所に石のオブジェがあり、近くにはストーンミュージアム博石館もあって、なかなかの見応え。


ガストロノミーポイント⑥庚申堂

こちらでは、岐阜県民のご当地グルメ『ケイチャン』をいただきました。タレに絡めた鶏肉がじゅうじゅうと大量に焼かれています。私は初めていただきましたが、濃厚な味がたまりません!そりゃお酒も進みます。
お酒は『恵那山』、お酒を飲まない方は『中津川ノンアルモヒート』。どんな味か気になります?!


食事を取った後は、目の前の『庚申堂』へ。この地域は特に「神仏分離令」による「廃仏稀釈(はいぶつきしゃく)」が徹底されていました。庚申堂では、以前投げ捨てられた仏像を安置しています。
赤い鳥居が連なって、鳥居萌えしちゃいます。(笑)

さて、コースもクライマックスです。これからは一番の見どころ、『長瀞(ながとろ)のヒトツバタゴ』(天然記念物)へ歩を進めます。

途中、車道を渡りますが、ここにも消防団の方が交通整理をしてくれていて安心。有難うございます!


こちらが、その天然記念物。ひときわ大きな枝振りに満開のなんじゃもんじゃの花が。圧巻です!
私はこのイベントで、初めてヒトチバタゴ、別名なんじゃもんじゃの花のことを知りました。
それもこんなに美しい満開の中を歩けるだなんで、なんてラッキーなんでしょう。白いフワフワしたお花が大きな木にたっぷりと。忘れられない光景です。

ガストロノミーポイント⑦樺瀬公園

お食事としてのラストを飾るのは、その名も『なんじゃもんじゃ鍋』。根菜などとっても具だくさんな豚汁のような味噌ベースのお鍋に牛乳を混ぜていただくもの。ヒトツバタゴの白いフワフワしたお花をイメージしたものだそう。
なんじゃもんじゃのお花を眺めながら、なんじゃもんじゃ鍋をいただく。贅沢です!

お酒は『ふかもり』、お酒を飲まない方はコーヒー牛乳のような色した『黒にんにくジュース』。これもまた、どんな味か気になります?!留学生もスタッフとしてお手伝いしてくれています。

さぁ、お腹もいっぱい!ラストスパートです。

ガストロノミーポイント⑧鳩吹公民館

ゴールまで後500Mのところまで帰ってきました!最後にデザートをいただきます。

銘菓『ひとつばたご』。フワフワした白い雪が降り積もったようななんじゃもんじゃのお花をイメージした大人気のお菓子です。更には『よもぎ餅』まで。あったかい『ほうじ茶』を笑顔で手渡していただき、暖かさが沁みます。

ゴール@ひとつばたご広場

到着しました~!全長9.4キロ。よく歩きました、よく食べました、よく飲みました!
今日1日、どれだけ美しい景色を目に脳裏に焼き付けられたことか!
ゴールでは賑やかに出迎えていただきました。こういうのってとっても嬉しいですよね。なにやら、みなさん赤い法被を着られてますが、各ポイントにもたくさんの赤い法被を着たスタッフが。そう、こちらは十六銀行の皆さんです。
イベントサポートを通して、地域活性化のお手伝いをしていただいてます。たくさんの皆さんにスペシャルサンクスです!


最後に「完歩証」をいただきました。大事に持って帰ります。ゴールの広場では、出店やステージなどがあって賑やかです。
お土産を買った後は、最後に中津川の温泉に入って帰ります。
今日は特に汗をかいたので、温泉は超絶気持ちいいことでしょう!

中津川蛭川地区。なんじゃもんじゃの花を通してたっぷりと魅力を堪能しました!車で来て観光してあっという間に帰ってしまうのとは真逆に、ゆっくりと歩いて、その土地を堪能できるのがONSEN・ガストロノミーウォーキングの醍醐味です!