イベントレポート
vol.58
【第2回】ONSEN・ガストロノミーウォーキング in ゆうばりを開催しました
がんばれ!ゆうばり。負けるな!ゆうばり。
その思いも強く今年も開催いただき、喜びもひとしおです。
今年の目玉は何と言っても2018年4月にリニュアルされた全国最大級の「石炭博物館」をコース内に入れて、見学していただくとして進めておりました。さぁ申込受付をスタートさせましょうとしたタイミングで、なんとなんと、坑道で火災が発生し、博物館は営業できなくなってしまいました。
残念ですが、もう一つの目玉は「夕張支線の廃線ウォーク」があります。更にテッパンの「夕張メロン」。
来ていただく皆さんに少しでも夕張を感じ、楽しんでいただかねばと準備に勤しむ地元の皆様。
しかし、天は夕張を味方しました!!開催日直前に石炭博物館のオープンが決定!参加者の皆さんにもご覧いただける事となりました。良かった~。色々ありましたが、定員180名に対して200名を超える参加申込をいただき、夕張の町が一気に華やいだ1日となりました。
スタート地点@ホテルマウントレースイ前
間もなく7月に入るというのに、さすが北海道です。朝は少し肌寒く感じました。外でじっとしているのは少し辛く感じる寒さです。
出発式では夕張の新しい厚谷市長から心のこもったご挨拶。元気にお見送りをしていただきました。
スタートしてほどなくすると、今年2019年3月31日に惜しまれながら126年の歴史に幕を閉じ廃線となってしまいました、JR石勝線夕張支線上の廃線ウォークです。
通常は立入禁止となってますが、今回は特別に許可をいただきました。石がゴロゴロ、段差もあって少し歩きづらいので、歩くのは希望者のみ。線路横は快適なサイクリングロードになっているので、そちらを歩いていただいてもOK.
でも折角なのでと廃線ウォークを選ぶ人がほとんど。
廃線の上ってなぜか童心に帰って冒険をしているような、甘酸っぱい楽しい体験です。
距離も1キロ程度だったので、あっという間に歩いてしまいました。
お次の見どころは、複線橋脚跡。遥か昔、夕張線は複線だった時代がありました。後ろが昔使われていた跡。手前が最近まで使われていたものです。昔は炭鉱で、ここ夕張も大いに賑わっていたんですね。
さすが夕張。コース上には複数の夕張メロンの販売所が。みんなして「高いぞ!安いぞ!」と話をしながら店先を除くのもまた楽し。
今回はお子さんの参加率も高し。お花もいたるところで咲いてます。
ガストロノミーポイント@ビストロ張元
スタートから2,2キロ。ようやく、お食事をいただきます。こちらビストロ張元は旧夕張駅に隣接している屋台村の中のお店。
お店に入る前に、スタッフのお兄さんから整理券を配っていただきました。番号で呼び出してくれるので、列になって待たなくてもOK。うん、合理的。
お店に入ると飛び込んできたのは、美味しそうな夕張メロンと笑顔のおもてなし。昨年に続いて、今年も日本航空専門学校の生徒さんたちがたくさんお手伝いに来てくれました。日本酒を注いでくれるスタッフも満面の笑み。厨房ではみんな大忙し。
ここでいただいたのは、『夕張メロン』!!そして夕張のソウルフード『カレーそば』それもたっぷりどんぶりにいっぱい。
何故カレーそば?それは過酷な労働が続いた炭鉱マンから愛された味。いつまでも熱々、お腹も満たされます。汗をたくさんかいた後なので、昔は相当塩気の多い味付けだったとか。今は現代風にマイルドな味に。
店内でゆったりいただきました。お酒は栗山町小林酒造の北の錦特別純米『暖簾ラベル』。
もう少し寛ぎたい気分になりますが、後ろ髪を引かれつつ、次のポイントへ進みます。
道端に咲く色んなお花に癒されながら、それぞれのペースで歩くって最高に気持ちいいですね。
ガストロノミーポイント@夕張神社
夕張炭山並びに鉄道敷設の安泰祈願のために築造された夕張で一番古い神社です。
本殿にお参りするためには、この階段を上らなければなりません。なかなかの段数です。
でもみんな元気です!お子ちゃまたちは飛んで跳ねるようにして一気に駆け上がってます。さすが。
本殿にお参りした後、『夕張メロンジュース熟しぼり』をいただきます。なかなか濃厚なジュース。小休止できました。
さて、次を目指します。
ガストロノミーポイント@石炭博物館
一時は残念ながら開館が間に合わず断念していた為、間に合って喜びも倍増です。
(但し、石炭博物館は本館と地下展示をご覧いただけます。火災があった模擬坑道・坑夫像・天竜坑周辺は立ち入る事ができません。)
ここではたっぷりじっくりと館内を見学します。その前に、館内でお菓子をいただきます。
『夕張メロン饅頭』と『石炭カステラ(仮称)』
なんで仮称かというと、こちらのカステラ、本邦初公開!これから商品として販売するもので、まだ名前が決まっていないとの事。包から出したところを取り損ねましたが、真っ黒なカステラで一瞬ぎょっとしてしまいますが、お味は濃厚チョコ味。おいしゅうございました。その後、ネーミングは正式決定したのかネットで調べてみると、そのまんま「石炭カステラ」で決定だそう(笑)
広い館内は見応えがかなりあります。参加者の皆さんも時間をかけて丁寧に見学されていました。
アンケート結果でも、この石炭博物館を絶賛する声多数です。是非とも一度足を運んでいただきたい。
ガストロノミーポイント@イタリアンレストラン空
博物館を出てからは、コース上は折り返しとなります。しばらくすると「本町キネマ街道」とい昭和レトロな街並みが。
至る所に昔っぽい映画の看板が掲げられています。昭和30年代の炭鉱最盛期には、市内に17館もの映画館があり「映画の街」であったとのこと。その名残だそう。
ここにあるイタリアンレストラン「空」で『ローストビーフ』と『ワイン』で舌鼓。添えられているお野菜、じゃがいもかな?と思っていただくと、『メロンすぐりのピクルス』でした。もう最高のお味でした!美味しさが脳裏に焼き付いています。ここは、次回夕張を訪れる際は、絶対外さずにお食事をいただきたいと強く思いました。
親子で経営されているのでしょうか?お二人とも素敵な笑顔。とっても美味しいローストビーフ、ご馳走様でした!
懐かしいレトロ感満載の映画の看板が、夕張の街並みの妙にマッチしています。
なんと!夕張では観光客が夕張市役所を見学に来るとか。色々と有名になりました。立派なフォトスポットです(笑)
ガストロノミーポント@ゆうばり共生型ファームらぷらす
以前、夕張市立夕張食学校であったらぷらすは、たくさんの人が集まれる場所として再生されています。
「らぷらす」とは?La place フランス語で「広場」 「人が集まる場所」
昔懐かしい教室でお食事です。机も椅子も小学生サイズ。可愛い!懐かしい!嬉しい!
いただいたのは『地元お母さんのおばんざい』(長芋の団子汁・ふきとワラビの煮物・メロンすぐりのピクルス)。お酒は特別純米酒『まる田』。
お母さんに作ってくれた愛情たっぷりの田舎料理。心に沁みます。長芋のお団子は真っ白で綺麗。煮物はお酒に合って間違いない美味しさ。メロンすぐりのピクルス、先程のお店でも出たものですが、お味は全く違います。それぞれの家庭でお漬物の味が違うのと一緒ですね。
ゴール@マウントレースイスキー場レストランたんぽぽ
全長8キロ、たっぷり歩きました!冬には雪で真っ白になるゲレンデ、この時期は一面緑の芝生に白いお花が咲いて綺麗です。
ゴールで最後のお食事。みんなゆったりのんびり楽しんでいます。
最後の最後にボリューム満点!!
『ジンギスカン』とライス・『千歳の地ビールの生』・『夕張メロン』。
ゴールで良かった!このボリューム、途中でいただいていたら、お腹いっぱいで歩くのがいやになりそう(笑)
デザートの夕張メロンのゼリーとともにいただいたのは、『ゆうばり盛り上げ隊』、地元の皆さんの手作りの爪楊枝入れ。「おかえりなさい」って言葉がじ~~んときます。
次回も「ただいま!」といって夕張を訪れたいです。
さぁ、最後はお待ちかねの温泉です。ホテルマウントレースイの入浴券をいただきました。温泉にどっぷり浸かって帰ります!