イベントレポート

vol.59

【第2回】ONSEN・ガストロノミーウォーキング in 日本のてっぺん稚内を開催しました

北海道

スタート地点@稚内副港市場

第2回目の開催となった日本のてっぺん稚内。今年もすんばらしいお天気!北の端っこ、9月と言えども寒いかと思いきや、清々しいお天気。ウォーキングにぴったりです。
イベントの主担当である稚内観光協会の佐藤愛さん。色んなメディア取材も受けて『ミスONSEN騎士団』として、イベントを盛り上げてくれました!

昨年はスタートとゴール地点が違ったのですが。参加者からの声を聴き今回はスタート・ゴールともに稚内副港市場。コースも前回と逆方向。色々改善に勤しんでいます。
ミネラルウォーターをいただき、いざ、スタート!

 

 

 

 

 



真言寺

スタートから最初のポイントは、撮影スポット。『真言寺』。何々、稚内の語源となった川が敷地内にあるお寺。ご詠歌『日の本(ひのもと)の最北護る(さいほくまもる)真言寺(しんごんじ)。氷雪(ひょうせつ)に耐え春を待つなん』。
朱色が目立っています。稚内の語源となった水源の上には太鼓橋。記念撮影はしなくちゃですよね。


ガストロノミーポイント@旧瀬戸邸

登録有形文化財に指定されている旧瀬戸邸。底曳漁業で財をなした瀬戸邸を現在一般公開されています。


先ずはお食事を頂きます。『揚げかまぼこ(タコ入り)』は目の前で揚げたてアツアツ!
揚げかまぼこって結構色んなところで売っていると思うのですが、これはフワッフワで秀逸。昨年もメニューにあり、参加者から大絶賛でした。今年も揚げたてをいただけて嬉しい!
それと『稚内コンカツだし汁』。最高級の利尻昆布と稚内夫婦都市の鹿児島枕崎の最高級の鰹節で取ったグルタミンがたっぷり含まれています。そりゃまずいはずがなかろうでしょう!しっかりとお出汁の奥深い味を堪能します。



いただいた後は、旧瀬戸邸内を見学。参加者は入場フリー。昔の栄華を極めた方の生活が垣間見られます。まるで映画の撮影セットみたい。と思ったら、吉永小百合さん主演の映画「北の桜守」のロケで使われたそう。台所から茶の間から興味津々。


旧瀬戸邸を後にした後、稚内市の中心『中央アーケード街』へ。こちらも昭和がそのまま残ったような商店街。看板など、よく見てみるとロシア語が。ここが北の端であると実感。
この日は「わくわくワークフェス」というものが開催されており、大賑わい。子供たちが様々な職業を体験できるという事で、小さいお子さんを連れた親子連れがたくさん。自衛隊に消防署、宅急便など全部本物の乗り物が勢ぞろい、お子さんたちめちゃくちゃ楽しそう。


ここからは坂道を上っていきます。そしてこの道、地元の人もなかなか通ったことがない知られざる道です。
どんどん坂を上っていくと、眼下に稚内の町が広がっていきます。



上り切った先には、稚内市営霊園が。よく見かける霊園と違って、凄く雄大。まるで海外のよう。ここから臨む景色は最高です。こんなところのお墓だと、ご先祖様もとっても喜んでくれそう。


ガストロノミーポイント@ゲストハウス氷雪

稚内公園です。その中にある無料休憩所。こちらでお食事を頂きます。



いただいたのは『棒たらの煮付け』。近海で採れた新鮮な真鱈を天日干しした棒たら。お正月のおせち以外ではあまり食べる機会がありません。合わせるお酒は旭川高砂酒造の『国土無双』。もちろんソフトドリンクも。最高の青空の下、最高の組み合わせですよね!


稚内市北方記念館開基百年記念塔

景色最高!もういう事ありません。ここからは、またまた上り坂。稚内市北方記念館開基百年記念塔を目指します。おぉ、あの上まで上るのかと思いつつ、絶景のなか歩くとあまり苦になりません。
日頃ちょっと運動不足のおじさまたちは少し息が切れてましたが(笑)



参加者は記念塔も入場フリー。
まさに360℃の大パノラマを楽しめます。南は広大なサロベツ原野、東はオホーツク海、西は日本海に浮かぶ利尻島と礼文島。北は宗谷海峡を隔ててサハリンの島影が!最高のお天気に恵まれ、最高の景色を堪能しました。


氷雪の門

稚内公園でのフォトスポットと言えば、なんといっても「氷雪の門」。かつて日本領であった樺太で亡くなった日本人の慰霊碑。「九人の乙女の碑」など、しばし歴史に心を馳せて。

朝、受付の際にいただいた『稚内牛乳ソフトクリーム』引換券。稚内公園の「タジ・ロジの店」もしくはゴールの稚内副港市場の「稚内牛乳」のお店かどちらかで引き換えられるという事でしたが、ゴールまで我慢なんて絶対出来ない!とこちらで引き換え。
濃厚!ソフトクリームに乾杯!



サハリンの島影を拝みつつ、市街地を一望しながら短歌の道を下ります。フットパスコースになっているので、歩きやすいです。稚内には至る所にフットパスコースが設置されており、そちらも合わせて楽しむのも、贅沢な過ごし方かも。


くだる事、約500M。北門神社の裏手に出てきます。御朱印をいただける日本の最北端にある神社として、最北のパワースポット。
ここでは可愛らしいおみくじが売られていました。その名も「いカニもいいみくじ・えぞみくじ」です。
カニの形をした張子のマスコットの中におみくじが。内容も北海道弁で書かれているとの事。旅のいい思い出になります。


ガストロノミーポイント@車屋・源氏

稚内の中でもとにかく人気で有名な、郷土料理を出すお店。もちろん、こちらでいただくのは稚内名物料理です!


お椀の中にはたくさんの貝が。『ほたての稚貝のお味噌汁』。稚貝といえどもほたてのエキスを十二分に出しています。


稚内ブランド「宗谷の塩」を使った特製『利尻こんぶのとろろを巻いた塩むすび』
これまた稚内ブランドの『宗谷のもずく』。宗谷の天然もずくは9月に数日限定で手摘みで採取。強い粘りと歯ごたえは、さすが天然もの!



とどめは稚内ブランド『宗谷のタコのしゃぶしゃぶ』!大きなタコのスライスが2枚。レタスと一緒にしゃぶしゃぶ、ゴマダレに付けていただきます。美味しい~~!これに礼文島昆布焼酎をぐいっと。
稚内ブランドづくし!最高です!!!

ガストロノミーポイント@稚内港北防波堤ドーム

北海道遺産にもなっているドーム。樺太へと渡る人々で賑った頃のシンボルでもあり、古代ローマ建築物を思わせる太い円柱となだらかな曲線を描いた回廊は、世界でも類のない建築物として内外の注目をあびています。


そのドームの中がポイントです。『じゃがバター(塩辛付き)&稚内牛乳』を頂きます。お芋は勇知いも。甘くって、お芋本来の美味しさが味わえます。こちらに北海道ならでは!バターとイカの塩辛を乗せて。
「いくらでも乗せていいよ~」って優しい言葉をいただき、塩辛をたっぷりとのっけて頂きました。
これに稚内ブランドの牛乳です!稚内の牧場で美味しい牧草をたっぷり食べて育った牛さんのお乳を低温殺菌しているため、賞味期限が短く、なかなか他では飲むことが出来ません。



美味しく頂きました!後はゴールまで海沿いをひたすら進みます。


ゴール@稚内副港市場

全長7.3キロ。ただいま帰りました!ゴールではお祭り会場のように盛大に賑わっています。
こちらではいただいたお食事券と引き換えに、最後に豪華なお食事タイム!
『生ビール引換券(それも2杯!)・鮭のちゃんちゃん焼き・ 鹿肉のジンギスカン・宗谷のほたて網焼き』
豪華!引換券対応なので、一品づつ楽しんでもいいんだけど、やっぱり全てもらってきてテーブルに並べたい!



「鮭のちゃんちゃん焼き」は特製味噌だれと野菜が絡まって、美味しいに決まってます。「宗谷のほたて貝」は炭火で焼かれてプリップリ。「鹿肉ジングスカン」は今年新たに稚内ブランドに加わったそう。「初めて食べたけど、美味しい」という声があちこちから。癖があるのかな?って思ったけど、全くです。ジンギスカンの濃いめのタレが絡んで、もう生ビールとの相性完璧。
ゴールでは昨年に続き、みんな宴会気分ですね。


面白い総選挙をやっていました!その名も「昆布焼酎総選挙」
稚内・礼文・利尻それぞれの昆布焼酎を飲み比べ。その場でどれが一番美味しかったのか投票します。
飲み比べ楽しい!それぞれに個性があり、どれに投票しようか悩んでしまいます。


最後はお待ちかねの温泉です!ゴールの稚内副港市場には「港の湯」という温泉施設が併設されています。そのまま、温泉へGO!施設も広くてのんびり浸かれます。お湯は少し黄みががかったナトリウム塩化物強塩泉。ぬくもりのお湯です。
青い空と青い海、稚内ならではの素晴らしい景色と食を堪能しつくした1日でした。