イベントレポート

vol.97

ONSEN・ガストロノミーウォーキング inしずおか富士山「富士下山のすゝめ」を初開催しました

静岡県

2021年10月16日、静岡県初開催となるONガスイベントを実施しました。

な、なんとウォーキングコースは富士山5合目を起点としたウォーキングイベントの登場です。
富士山の楽しみ方は頂上を目指すだけではない。「富士下山のすゝめ」をコースタイトルとし、富士宮口5合目をスタートし、6合目の宝永火口縁を経由した下山ルート。夏だけでない、春の新緑、秋の黄葉と色々な顔をもつ魅力ある富士山を広く知ってもらいたいという思いを込めての開催となりました。

コロナ禍での開催ということもあり、参加人数は限定30名。募集開始後1週間で「満員御礼」と人気。これも圧倒的な存在感「富士山」があってこそですね。

さてさて、肝心のイベントレポートです。

富士山最大の側火山である標高2,693mの宝永山を経由し、富士山の自然や雲海、大迫力の宝永火口や大砂走りなど、富士山から眼下に広がる駿河湾の雄大な景色を下山しながら楽しめるウォーキングイベントのはずでしたが・・・・


イベント当日の朝


イベント当日の朝の富士山です。富士高原ホテルからは雲ひとつない富士山の神々しい姿が。

これからの富士下山ウォーキングに胸が高まります。


出発

「三島駅」「御殿場高原リゾート時之栖」と2つの集合場所から出発したバスは水が塚公園で合流し、一路、富士宮五合目へ。あんなに晴れていた天気もいつしか曇りから雨に・・。あー。。晴れてくれーと念を富士山に送りつつ出発地点へ向かいます。

なお、コロナ感染対策を踏まえ、バス乗車時には健康アンケートの実施と検温。除菌シートの提供やバスの座席についても2席をおひとりで利用いただき密を避けるなどの工夫を行いました。

いよいよ五合目到着。個人差はありますが、標高が高い中、身体が慣れないまま急に歩き出すと頭痛や吐き気といった症状が現れる為、高山病防止のため30分ほどバスの中で休憩です。参加者が休憩をしている間、スタッフはランチボックスの仕分け作業を行いました。今回は国立公園内のウォーキングということで、恒例のウォーキング途中のONガスポイントは無し。そのため静岡の有名店から集められたランチボックスが提供されました。ランチボックスに何が入っているかは後のお楽しみです。


出発時はかろうじて傘はさしていません

お馴染みのONガスポーチの中には除菌シート


静岡県の有名店から集められた名物を袋詰め

急がなきゃ。急がなきゃ。


まずはお決まりの準備運動ですね。

富士登山のプロ。山岳ガイドさんも合流です


「富士下山のすゝめ」のはじまり

いざ出陣。4人の山岳ガイドさんごとにチームに分けての出発となりましたが、まさに一歩を踏み出すといったところで、完全に雨模様。山岳ガイドの方曰く、「これが富士山」「これも富士山」ということで「雨なら雨の富士山の景色を楽しもう!」と気持ちを新たに出発です。参加者のレインウェアもカラフルですね。

あれ?あれ?富士下山じゃ??予想以上に登りの登山道が続きます。そうなんです。今回はまずは6合目の宝永火口縁を経由し、その後、御殿場新五合目を目指します。ちなみに御殿場新五合目とは実質2合目にあたるそうです。

えっちら、おっちら

緑が消え、溶岩の荒々しい富士山に

出発時は舗装された階段を登ります


霧や風も吹き始め、先頭が見えません


残念ながら・・

暴風雨?ともいうべき荒天に。山岳ガイドの方の苦渋の決断の下、当初目指した御殿場新五合目に向かうことを諦め、スタート地点である富士宮口5合目をゴールとした周回コースを変更しました。それでも休憩も含め3時間のウォーキング。山の天気の難しさや厳しさを充分体感するものでした。

いやぁー残念。

下の写真は富士山観光観光ビューローさん提供の晴れの日のウォーキングコースです。


晴れの日の宝永山火口。

晴れていれば眼下に雲海が見れたかも?


天気が良ければ黄金に輝くそうですよ。

雨の富士山はとても幻想的でした


お楽しみのランチボックス

荒天のため駿河湾を見下ろしピクニックというようなことは出来ず、林の中で雨風を凌ぎながらの昼食となりました。木の力って凄いですね。木に囲まれているだけで結構、雨、風を凌げ一息つけれました。守られているような感覚です。

ランチボックスは。。というと静岡県内の有名店から集めたガストロランチ。なんとスタッフが静岡県内いたるところを駆けずり回って集めたラインナップ。参加者の方からも好評でしたよ。

・やきそばステッィク(蒲貞蒲鉾店/富士宮市)・しらすパン(嬉楽なパン工房ルヴァン/富士市) ・フルーツサンド(御殿場パン工房山口屋/御殿場市) ・小麦まんじゅう(ふるさと/裾野市) ・金太郎バウム(道の駅ふじおやま/小山町)


うまし!!フルーツサンド


お待ちかね!静岡県ガストロディナー

国立公園内を歩くということから、いつものONガスイベントのようにウォーキング途中で、地域の食材やお酒を楽しむということは出来ませんでしたが、それに代わるものとして、夜はお疲れ様ディナーの開催です。富士高原ホテル時之栖のシェフ自ら静岡県内を飛び回り、静岡の食材にこだわりに、こだわった一夜限りのスペシャルディナーが静岡のお酒と共に提供されました。あまりの美味しさと趣向を凝らしたメニューに大、大、大満足。昼間の寒さの中でのウォーキングを無事終えた安心感もあり、参加の皆様も笑顔がこぼれます。

また静岡県富士市、富士宮市、御殿場市、裾野市、小山町 4市1町のブースも設けられ、特色あるアピールの場も作られ静岡満喫100%の会場となりました。


富士山観光交流ビューロー  土屋理事のご挨拶

静岡4市1町のブースで賑やかな雰囲気に。


 

ヨーグル豚リエット(富士宮市)

ニジマスマリネ(富士宮市) シラスチップ(富士市)


チキン(御殿場市)ベーコン(裾野市)トマト(小山町)落花生(富士宮市)

モロヘイヤの餃子スープ(裾野市)


静岡県から集められた静岡のお酒

ほうじ茶のパンナコッタ(富士宮市) 蜂の雪のモチ(小山町)とイチジクソース(富士市)


盛大な会場

参加の皆様の笑顔、笑顔


お疲れ様でした。

ご参加の皆様、関係の皆様、寒い中でのウォーキングお疲れ様でした。

晴天の中での絶景はお預けとなりましたが、「これが富士山」「これも富士山」大自然を体感する一日となりました。最後に時之栖さんでイベントに併せてスペシャルは花火が!(すいません・・写真に収められず・・)イルミネーションイベントも開催中で記憶に残る1日となりました。

永遠?に続く光のトンネル

イルミネーションは3月まで開催中