イベントレポート
vol.68
【第2回】ONSEN・ガストロノミーウォーキング in 湯の山温泉を開催しました
2019年11月23日、「第2回ONSEN・ガストロノミーウォーキングin湯の山温泉」が、390名の参加者が集まり開催されました。前日は曇りで肌寒く、夜には雨も降りましたが、当日は朝から快晴、気温もグングン上がり暑いくらいの気候になりました。雨で埃が落とされた紅葉も鮮やかに参加者を迎えてくれそうです。期待に胸膨らませ、さあスタート!です。
【スタート】 「アクアイグニス」
集合場所はアクアイグニス、温泉やお洒落なイタリアンレストラン等の複合施設で、一大観光スポットになっています。開会式を終え、バスに乗り御在所岳中腹の湯の山温泉街を目指します。
【ガストロノミーポイント①】 大石公園
メニュー: 「ホテル湯の本」 フクユタカの湯豆腐、梅酒「紅翠」、マコモタケ入りルイボスティー
スタート地点に到着、高い標高のため空気がまだ冷んやりしていましたが、紅葉は真っ盛りです。温泉街をぬって流れる三滝川、巨岩、奇岩が数多く見られ紅葉がそれを覆い、錦織のような景観が美しく広がっています。
その景観にうっとりしながら歩いていると、第1ポイント「大石公園」です。この大石公園には日本一大きいと言われる御影石があり、大石内蔵助が訪れた際に思わずただずんでしまったと伝えられています。菰野町産無農薬大豆「フクユタカ」を使用した豆腐、菰野豚のミンチを使ったペーストが絶妙に味を引き立てていました。
【ガストロノミーポイント②】 翠明橋
メニュー: 「旅館寿亭」 まこもうどん、地酒「早春」
更に三滝川沿いを下ります。続いて第2ガストロポイントは旅館寿亭料理長がおすすめする「まこもうどん」です。秋に行われる「僧兵祭り」にちなんで名付けられた「真菰の火炎漬け」が入れられてます。温かいうどんが、ホッコリ体を温めてくれました。
【ガストロノミーポイント③】 彩向陽
メニュー: マコモタケと伊勢鶏のチキンライス揚げ、マコモタケ入り玄米茶、ビール、チューハイ
川沿いのみならず、巨岩、奇岩があちらこちらにあります。湯の山温泉街を抜け、湯の山かもしか大橋の袂にある「彩向陽」のダイニングレストラン「満点星(ドウダンツツジ)」が第3ポイントです。こちらでも地元名産「マコモタケ」のフライ、更に伊勢鶏のチキンライス揚げが提供されました。からっと揚がっていてサクサクの食感でした。ビールが合います♪
【ガストロノミーポイント④】 鳥居道山キャンプ場
メニュー: 「鹿の湯ホテル」 僧兵鍋、地サイダーポンポン水
絶景の湯の山かもしか大橋を渡り、山を下ります。第4ポイントは鳥居道山キャンプ場、ここでは、その昔お酒で暖を取っていた僧兵たちが残った酒かすに地元の味噌を溶かして入れ、スタミナ源として食されていた「僧兵鍋」が提供されました。この僧兵鍋には「僧兵鍋を食すとき信長の話はせぬこと」など9つのユニークな掟があるそうです。面白いですね!
湯の山かもしか大橋を渡る参加者、左手に御在所岳、右手眼下には伊勢湾まで見下ろせる絶景です。
【ガストロノミーポイント⑤】 希望荘
メニュー: かやく飯
続いて第5ポイントは「希望荘」、菰野町の家庭では、昔から農作業の節目や行事があると、その家で飼っている鶏とゴボウなどの季節の野菜を使って、釜で炊き込みご飯を作っていたそうです。地域ブランドとして発信しようとする町の取り組みの第一号として希望荘が「菰野のかやく飯」と名付け製造・販売をはじめられたとの事です。素朴な故郷の味でした。
【ガストロノミーポイント⑥】 菰野陶芸村
メニュー: 「肉の大黒屋」 マコすきコロッケ、地酒「菰野富士」
真紅、黄色など色とりどりの紅葉の中を歩きます、気温も上がって来て最高のウォーキング日和となりました!コースも終盤、第6ポイントは菰野陶芸村に到着。現役の十二連登り窯の迫力に圧倒されました。ここで提供されたのは「マコすきコロッケ」、こちらもマコモタケに大豆「フクユタカ」、ブランド牛「みえ黒毛和牛」を使用したすき焼き風味の地元の物が沢山詰まったコロッケでした。
【ガストロノミーポイント⑦】 グリーンホテル
メニュー: 菰野豚BBQ、地酒「早春」
遠くから香ばしい香りが漂ってきました。うっすら煙も見えます。そうです、バーベキューでした。鈴鹿山系の伏流水を地下300mから汲み上げ、伊勢茶の粉末などを入れた独自配合の餌で愛情込めて育てられた佐藤ビッグファームの豚です!脂の載った綺麗な薄ピンク色の肉、香ばしく焼いて口に入れると、皆さん自然と笑顔がこぼれていました。美味しい~
【ガストロノミーポイント⑧】 アクアイグニス&岩嶋屋
メニュー: 栗もなか、ビール
楽しい時間は、あっという間に過ぎいくものですね。お天気最高、景色に満足、お腹も満たされ、心身共に充実した状態です。ゴールは開会式を行ったアクアイグニスです。お昼も過ぎ、観光客が増え大賑わいとなっています。ゴールされる参加者は皆笑顔です。最後は地元菰野で百年以上の歴史を誇る和菓子の名店「岩嶋屋」とアクアイグニスさんが共同開発した「栗もなか」が提供されました。疲れた体に、旬の栗の甘さが染みます。さあ、この後は温泉で更にリフレッシュしよう!!
紅葉の風景、美味しい食事は勿論ですが、湯の山イベントで一番感動したのは、地元のスタッフの方々のホスピタリティでした。まず各ポイントにいらっしゃる数の多さも驚きましたが、皆さん笑顔が素敵で、心より地元菰野の良さを知ってもらいたいという熱意が非常に伝わりました。高校生から社会人の方まで幅広い層でしたが、「気持ちは一つ」という一体感が漲っていました。誇れる地元を持っているというのは素晴らしい事だと思います。本当に有難うございました。お疲れ様でした。また来年もその情熱をもらいに戻ってきますね!