イベントレポート

vol.30

ONSEN・ガストロノミーウォーキングin湯の山温泉を開催しました

三重県

9月後半の3連休の最終日、三重県では初となる菰野町湯の山温泉でONSEN・ガストロノミーウォーキングを開催致しました。
300名以上の参加者で賑わいました。さすが、湯の山温泉は大人気スポッで、申込締切前には既に定員に達しました!
近鉄四日市駅から湯の山温泉駅までは約30分。名古屋からも大阪からもアクセスがいいんですよね。
それもあって、三連休の湯の山温泉界隈はたくさんの観光客で賑わっています。
なんといっても湯の山温泉は、開湯1300年!歴史と浪漫に溢れた温泉地。

 

集合場所は、あの有名な大人気スポット、アクアイグニス!の駐車場(笑)
ここはゴール後にゆっくりするので、後からのお楽しみ(*^_^*)

どんどん集まってくる参加者をお迎えするのは、超絶かわいいこもしかちゃん♪
そして、地元の方が三味線や太鼓を演奏し、一気に会場内を盛り上げてくれます。

 

 


開会式も終了し、いざウォーキングスタート!ではありますが、アクアイグニスから湯の山温泉街まで歩くのは、約4キロあるので、ここはシャトルバスに乗ってショートカット。

まずは最初の絶景ポイント、湯の山かもしか大橋に向かいます。
ここは2018年8月に完成したばかりの出来立てほやほやの真新しい橋になります。
橋から眼下を見下ろすと、そこは菰野町の平野を見渡せる絶景!なんですが、天気はちょっぴり曇り空(^_^;)


でも、僧兵さんになったスタッフの人に見送られ、元気に出発です!

第1ガストロポイント

橋を渡ってほどなくすると、なにやら美味しそうな匂いが!
まず最初のガストロノミーポイント、メニューは『真菰手延べめんと僧兵味噌』
説明文によると、「手作りと味で勝負の菰野町の製麺所スズガミネがつくる真菰手延べめんをホテル湯の本の料理長が僧兵味噌とコラボさせた一品」との事。
味噌の甘~い香りが漂ってきて、食欲をそそられます!

おっと、見た目はマーボー麺?かと見まごうビジュアルですが、僧兵味噌で煮込まれたお豆腐とつるつる麺のコラボが堪らない美味しさです。
ここで頂くお酒は、三重の梅酒「紅翠」
菰野町の関取米といなべ市の梅を使用し、三重大学卒業生が企画したお酒です。
こんな弾ける笑顔で進めていただくと、ついつい「もう一杯おかわり」って言っちゃいますよね(笑)


続いて向かうのは、御在所ロープウェイ乗り場です。そうなんです!ウォーキングの途中に、なんとロープウェイに乗ってもらって雲上の景色も楽しんでもらうんです。
勿論、ロープウェイのチケット代は参加費に含まれています。なんてお得なんでしょ♪


こちら2018年7月にリニュアルされたばかり。御在所岳(1212m)にかかるロープウエイは、日本最大級の規模です。全長2161m、約12分の空中散歩。
高所恐怖症の私は、下に広がる景色を「きゃあ~きゃあ~」言って怖がりつつも、楽しめました。他の皆さんは余裕のスマイル。


この日はとっても湿度が高く、蒸し暑かったのですが、山頂の気温は18℃!御在所岳に登山されている方がいっぱい、切り立った岩の上に立っていたり、凄い岩場を登っていたり。その雄姿に感動~~~。なんて言ってるうちに到着!


まさに雲上の世界!残念ながら眼下を見渡すことはできませんでしたが、みんなそれぞれ散策をして、楽しんでいました。
さて、ロープウェイで下山した後は、湯の山温泉界隈のウォーキング再スタートです。


湯の山大黒天で、開運出世を祈願して、蒼滝橋の美しい景観を写真に収めたり進みます。

第2ガストロポイント

そして、お待ちかねのお食事タイムです!こちらでは、『菰野豚塩がま焼』に味噌だれを付けて。
菰野町佐藤ピッグファームの生産量は三重県トップクラス。豚舎は菰野町の丘陵地にあり鈴鹿山系の伏流水を地下300mから汲み上げた水を使用。伊勢茶の粉末などを入れた独自配合の餌で愛情込めて育てられた豚です。そりゃ美味しいに決まってますよね~。
合わせるお酒は菰野の地酒、「早春」(原酒)
塩の効いた豚に味噌が絡まり、濃厚な美味しさ。お酒のおかわり続出です。地元の皆さんの笑顔も最高で、美味しさ倍増!



まだまだ飲んでいたいけど、まだお食事メニューはたんと残っているので、先へ進みましょう。
至る所に可愛い菰野女子が道案内やらおもてなしをしてくれます。女子の僧兵スタイルも凄い素敵!



第3ガストロポイント

大石橋を渡って、大石公園へ進みます。大石公園には日本一大きいと言われている御影石があり、大石蔵之介が訪れた際に思わずたたずんでしまったと伝えられています。
ここで頂くガストロノミーは、大石公園にちなんだお菓子、『大石焼』。温泉の湯で材料を練り鉄板で焼いた素朴な味。おせんべいではなくて、ちょっと柔らかい歯ごたえ。
山椒の葉がアクセントです。大石橋のたもとでほっこりされているご夫婦を思わずパシャリ。

 


ほっこりした後は、ちょっぴり?大変なコースが待っています。そうなんです。湯の山温泉は山の斜面に広がっている為、結構坂が多くて大変なんです(^_^;)
でも美味しいものを頂きながら、景色を楽しみながら、それぞれのペースで進むので、問題なしです!

大汗かいて、石階段を上った先には絶景ポイント!三滝川の渓流です。長石というポイントで、みんなで写真撮影タイム。


ここを過ぎると、後はずっと下り坂コース。ほっと一安心。さらにガストロポイント目白押しです。

第4ガストロポイント

次に頂くのは、あのアクアイグニスの人気店、アルケッチャーノのシェフ考案の『旬のきのこのスープ』
もちろん、ただのスープじゃございまっせん!!濃厚なきのこスープの上には、泡立てたムースを乗せて頂きます。
おしゃれ!美味しい!今度はお店に行って、フルコースを頂きたい。


第5ガストロポイント

スープを頂いた後、ほどなくすると、次のポイントです。こちらで頂くのは、その名も『湯の山こいむすび』
恋むすびと鯉むすびをかけて旅館寿亭の料理長が考案しました。湯の山温泉は恋結び折り鶴伝説としても知られている恋結びの街。
そして、枝豆のすり流し・椎茸の佃煮・きゅうりの浅漬けというラインナップ。
合わせるお酒は、菰野の地酒「早春」(特別純米酒)

恋が芽生えそうな?ほろ酔い気分で、温泉街の裏路地を下っていきます。

第6ガストロポイント

後半戦は、ガストロノミーポイントが続きます!少し歩くと、次のポイントです。
次に頂いたのは、角屋『ポークジャーキー』。な、な、なんと大きなサイズを1人1枚ど~~んと頂きます!本場ドイツで修行、菰野町産の新鮮な豚肉を使用したスパイシーなポークジャーキー、勿論日本酒にも合うあう、合ってしまうんです♪
合わせるお酒は「菰野富士」(純米酒)。また、そんな笑顔で進めて頂くと、調子に乗ってしまいます(笑)

第7ガストロポイント

更に少し歩くと、またしてもガストロノミーポイントが!!!湯の山温泉街で頂く最後のガストロノミーはデザートです。
創業明治24年、百年以上守り継がれた伝統の老舗、岩嶋屋の『ぶどうの水まんじゅう』と真菰葉入り玄米茶。
冷たくてつるんとした爽やかなお味の水まんじゅうとお茶は、ウォーキングで疲れた体にするするっと入っていき、ほっとひとごこち。

ご馳走様でした!!
帰りは湯の山温泉駅バス亭からシャトルバスに乗って、ゴールのアクアイグニスまで戻ります。
シャトルバスに乗る前に、先にもらった温泉入浴券を使って、湯の山の温泉を堪能される方もいたり、ゴールした後に、アクアイグニスに併設されているアクアイグニス片岡温泉で汗を流すことことも可能なので、自分でペースを考えて選んで入浴できるのも嬉しい限り。

第8ガストロポイント

バスにてゴール!お疲れ様でした!!と思ったところに、なんと最後のガストロノミーポイントが待ち構えているではないですか!
なんとなんと、菰野町の皆さんの大盤振る舞いに感激です!

いただいたのは、その名も『僧兵鍋』
その昔、鈴鹿山系の花崗岩に育まれた雪解け水を使ったお酒で暖をとっていた僧兵たち。残った甘酒に地元の味噌を溶かして入れ、スタミナ源として古くから食されていたとか。僧兵鍋の9つのおきてには「僧兵鍋を食すとき信長の話はせぬこと」と書かれているそう。なんというおきてがあるんでしょう。面白いですね。
鍋をお椀によそってもらった後、上から山芋のすりおろしを乗っけてもらいました。そこに山椒の粉を少々。
「あま~い!美味しい~!そして山椒の香りがベストマッチング!」と、大絶賛の美味しさです。


いやはや、食べました!飲みました!歩きました!
今日はちょっと蒸し暑い1日だったのですが、ゴールではキンキンに冷えたサントリーモルツ香るエールが待っててくれました!
たくさん汗をかいた後のビールはまた格別ですね。たまりません。
みんな、アイドルこもしかちゃんを囲んで記念撮影大会が始まっています。お土産に湯の花せんべいもいただいちゃいました。
銭湯大使のステファニーさんにも参加頂き、有難うございました。



湯の山温泉、車では何度か訪れた事がありましたが、今回、ゆっくり歩いて、その土地のものを味わって、今までとは違った奥深い印象を感じました。
とっても堪能できた1日。最後の締めくくりに温泉に入れる幸せ。
温泉旅館の料理人の皆さん、地元のたくさんの「菰人(こもんちゅ)」の皆さんの暖かいおもてなしを存分に味わった1日。

また、次回新しい一面を見にきたいな。