イベントレポート

vol.32

ONSEN・ガストロノミーウォーキングin日本のてっぺん稚内を開催しました

北海道

とうとう、ONSEN・ガストロノミーウォーキングも日本のてっぺんでも開催するまでに広がりました!
その名も『稚内』。一度は訪れたい憧れの日本最北の街で「北の玄関口」。夏には利尻・礼文島と絡めて行かれる方も多いのでは。
今回の開催日は9月29日(土)、地元の人は「稚内は9月が一番気持ちいいよ~」と言ってましたが、どれだけ本州と気温が違うのか、ちょっと心配。
なんと言っても、前触れでは・9月平均気温(最高19.7℃/最低14.0℃)、10月平均気温(最高13.7℃/最低8.1℃)との事。本州ではまだ残暑の感触が冷めやらない時期です。

しかし、そんな心配はどこ吹く風とやらで、当日はとんでもないくらいの晴天です!見て下さい、この青い空\(^o^)/最高気温20℃!!

北海道は9月6日に胆振東部地震が発生し、北海道全体の観光にも大きな影響を及ぼしました。稚内を盛り上げるためにも、このイベントが最高のお天気に恵まれたこと、本当に嬉しく思います。

スタートはJR稚内駅キタカラ。
今回は、Walk Japan CEOのクリスティ ポール (Christie Paul )さん(ANA日本の道大使、ONSEN騎士団アンバサダー)にも特別参加頂きました。
お隣には稚内市のゆるキャラ、りんぞうくんです♪(世界地図にただ一人、日本人として名を残した探検家の「間宮林蔵」がモチーフ)


受付で、北海道羊蹄山麓の天然水「京極の水」のペットボトルをもらって、いざスタート!


第1ガストロポイント@稚内港北防波堤ドーム

稚内北防波堤ドームは、稚内-樺太大泊間の旧稚泊航路整備の一環として、冬季の北西越波防止のために建設された半アーチ式ドーム。最北の港のシンボルで、北海道遺産に選定されています。
ここでは稚内コンカツだし汁&ミニおにぎりを頂きました。おだしは最高級利尻昆布と稚内姉妹都市、鹿児島枕崎の最高級鰹節から取ったグルタミンたっぷりの濃厚なお味。
これを飲めば、二日酔いも吹き飛んじゃいます(笑)。おにぎりは「ミニ」となってますが、けっこうな大きさ。それに稚内ブランド「宗谷の塩」を使い、海苔代わりに利尻昆布のとろろがこれでもかっ!!ってほど巻き付いてます。更に付け合せは昆布の佃煮と昆布づくし。朝からいきなりの旨さの連発に感激!


日本人で良かった!そう、このJapanese Soul Foodをもっとたくさんの国の人にも味わってもらたいもんです。
おにぎりを頂いた後は、港町の海沿いをてくてく。

見て、この目の覚めるような青さ!海をじっと見つめたくもなっちゃいますね~

第2ガストロポイント@EBINA EVENT HALL

こちらで頂いたのは朝cafe西海岸909ブレンドコーヒーと流氷まんじゅう。
朝cafe西海岸909という名の朝のみしか開店していない特別なカフェ、そこで使用されている「挽き立て、淹れたてのオーガニックコーヒー」を頂きます。
コーヒー好きにはたまらない美味しさ。コーヒーが苦手な人にも紅茶をご用意しているので安心です。
そしてコーヒーと言えば、甘いもの必須です(笑)。稚内人なら誰でも知っている「御菓子司 小鹿の流氷まんじゅう」。宗谷岬の流氷をイメージして白いふわふわの蒸しケーキにホワイトチョコがかかってます。おまんじゅうだけど洋菓子のような美味しさ。

 


ここで一つ残念なことが。本当なら、このエビナホールで稚内市出身の稚内観光大使「SE-NO」(セーノ)「エビナマスジ特別ミニライブ」を行って頂く予定でした。
「SE-NO」(セーノ)は札幌を中心で活躍されているシンガーソングライター兄弟ユニット。なんですが、直前に体調を崩してしまい、急遽演奏が聞けなくなってしまいました。
なもんで、映像で我慢をしつつ、まったりとコーヒータイム。


さて、ここからが一気にハードなコースへと変貌します!!日本海と市街地を一望できる稚内公園まで、坂道を上っていかなければなりません。高低差は約130m。
日頃運動不足の方にはちょっときついかな?!昔はロープウェイがあって一気に山頂まで行けたそうです。それも「日本一短い」ロープウェイ。残念だ(笑)

いや~大変大変って思いながらもみんなでワイワイ話ながら、写真撮りながら、横目にどんどん広がっていく景色を眺めながら進んで行くのは楽しいもんです♪


第3ガストロポイント@ゲストハウス氷雪

やっと上って来ました!ここでお待ちかねのガストロノミーポイント!ここでは足湯を楽しんでもらう予定だったんですが、地震の影響で停止してました。



頂いたのは、稚内ブランド「稚内牛乳」と新商品「稚内牛乳のむヨーグルト」どちらも濃厚で旨し!共されたお菓子も稚内の人気商品!
ひとつは「ワッカナイポテマルコ」。まぼろしの勇知いもを皮ごと使ったじゃがいもクッキーで、中に白チョコが入った「しろポテマルコ」とブラックチョコ、が入った「くろポテマルコ」があるのと事。私はくろが当たりました!もう一つは稚内のゆるキャラ出汁之助をもなかにしちゃったもの。北海道産粒あんがたっぷり入っている中に、なんとマシュマロが!新感覚のお菓子です。さっきの流氷まんじゅうにしろ、この2品にしろ、どれをとっても美味しくって、これはお土産に買って帰ったら、絶対喜ばれること間違いなし!

こちらで頂いたお菓子は、その場で頂く人もいましたが、袋も一緒に渡されたので、持ち帰ってゴール後のお楽しみにしている方も多かったです。
なんたって、これからのガストロポイントはお酒も続くので、お腹の減り具合を、皆さんちゃんと計算しております!



稚内公園では、みんなそれぞれ楽しんでいました。絶景をバックに氷雪の門を撮影するのはお約束ですね。また、色々な碑を読んで、歴史を感じたり、稚内を十二分に味わっていました。


帰りは「短歌の道」を下っていきます。遠くにサハリンまで見えて感無量!短歌の道はフットパスコースにもなっていて、足元はとっても歩きやすい道になっています。

下りきると、最北のパワースポット、北門神社へと出てきます。北方の守りとして天明5年(西暦1785年)に建立されたという、道北では由緒ある神社の一つ。
何となく、本州の神社とはちょっと見映えが違うな~って感じます。

第4ガストロポイント@車屋・源氏

さぁさぁ、お待ちかねのお食事タイムですよ~♪
車屋・源氏さんは稚内では大変有名な海鮮をお出しする郷土料理屋さんです。ここでは、ミニ海鮮丼&たこしゃぶ&礼文昆布焼酎を頂きます。



稚内は水ダコ漁獲高日本一!タコしゃぶは水揚げされたばかりのタコの足を急速冷凍し、繊維に沿ってスライス、利尻昆布の出汁でレタスとともにしゃぶしゃぶして頂きます。
カロリーもとっても低いのが、また嬉しい。海鮮丼はミニサイズだけど、いくらもホタテもサーモンもとっても新鮮で、これだけでも大満足です!礼文昆布焼酎はふんわりほのかに昆布の風味がして、たこしゃぶにも海鮮丼にもベストマッチ。ストレート、水割り、お湯割り、オンザロックと好みの飲み方で。私はロックで、お代わりも(笑)
それにしても、店内では、みんなでワイワイしゃぶしゃぶ、あっちでもしゃぶしゃぶ、こっちでもしゃぶしゃぶ。笑い声が包まれて、ちょっとした宴会気分です。
あれっ?そうでした!今ってウォーキングの途中でした!!
それにしても、みんなで美味しいものを食べて飲んで笑って、なんでこんなに楽しいんでしょう♪
満足した後は、稚内の中央アーケード街を通り抜けます。なんだか懐かしい昭和の香り漂う商店街です。


第5ガストロポイント@旧瀬戸邸

続いては旧瀬戸邸へ立ち寄ります。稚内は底曳網漁の前線基地として、その昔国内各地から人が集まり大変活気に満ち溢れていたそうで、そのさなかの昭和27年、瀬戸常蔵という底曳きの親方の住宅として建てられたものです。国の登録有形文化財に登録されており、当時の様子が再現されていて、見応えがあります。


通常入館料がかかりますが、ウォーキング参加者はかかりません。中に入ると館長さんが、とっても丁寧にしっかりと説明をしてくださいます。

しっかりと歴史を感じた後は、もちろんお待ちかねのガストロノミータイムです。

頂くのは揚げかまぼこ&遠別北吹雪の日本酒’&ご当地サッポロビール。
揚げかまぼこは目の前で揚げてくれているので、熱々をハフハフして頂きました。タコの身が入って、フワフワの食感です。そこらじゅうから「うまい!最高!」の声が聞こえてきます。そりゃ、お酒好きの方なら、これをあてに、どんどんお酒も進みますよね~。あっここでもプチ宴会?が始まっている予感です(^_^;)
「お土産に買って帰りた~い」の声も続出でしたが、どうやらこの揚げかまぼこ、新商品で出したばっかりで、まだお土産として販売には至ってないそうです。残念ですが、次回来た時は必ず買って帰りたいです。



さて、堪能しました!ゴールへ向かいます!!

第6ガストロポイント@稚内副港市場

まずは、元気に楽しく「GOAL」の前で記念撮影♪稚内副港市場へ到着!稚内のゆるキャラ、出汁之助くんにも、お出迎え頂きました。


ゴールの後も、稚内のうまいものラッシュは続きます!!

凄い!流石、目の前は海!日本海とオホーツク海に挟まれちゃってる稚内、美味しいに決まってます!
稚内ブランド「宗谷のほたて貝」、「宗谷のたこ」そしてそして、「宗谷黒牛」を目の前で焼き焼きしたものを3点セットでど~~んと頂きます♪」


そして稚内の人たちは太っ腹です。日本酒に生ビールに振舞って頂きました。ここでの日本酒は増毛の国稀。ゴールした後の心地よさ、料理の美味しさについつい、手が伸びてしまい。。。いやはや、おかわりまでしてしまいました(^_^;)


 

 

 

 

 

 

 

お土産までいただき、至れりつくせり。そして最後の最後はお待ちかねの温泉タイムです!稚内ってあまり温泉のイメージはないかもしれませんが、いい温泉があるんです。
ゴールの場所、副港市場の2階にある「港の湯」。これが何ともぬるとろした良いお湯なんです。また、露天風呂からは港の絶景が楽しめます。
有難う稚内!忘れられない最高の1日でした。今日1日はONSEN・ガストロノミーウォーキングを思いっきり楽しみました。でも、稚内には、まだまだ行きたいところがいっぱいあります。ノシャップ岬で夕陽を眺めたいし、宗谷岬にも足を伸ばしたいな。
次回は利尻島・礼文島まで足を運ぶのもありだし、有名な豊富温泉に入りに行くのもありかな、なんて妄想にふけつつ、湯船の中でトロトロする最高の幸せ。