イベントレポート
vol.14
ONSEN・ガストロノミーウォーキングin別府八湯を開催しました
おんせん県、大分県の登場である。舞台は誰もがご存じ「別府温泉」。源泉数、湧出量日本一で「山は富士、海は瀬戸内、湯は別府」のキャッチコピーもどこかで聞いたことがあるのではなかろうか。
今回のガストロノミーテーマは「地獄蒸し」。その豊富な温泉蒸気を使った料理の数々、これは別府ならではのガストロノミーであろう。さぁ、地獄めぐりに参ろうか。
ガストロノミーポイント①湯浴び水@別府公園
まずは別府公園でのオープニングセレモニーである。むむ、べっぴょんとミス別府も来ておる。これはこれは。癒されるのぉ~。
そして、力水ならぬ湯浴び水をいただく。別府八湯の源をなす鶴見岳の山麓に位置する、寒原の地下水をボトリング。日本一の温泉地をうるおすミネラル分豊かな天然水である。
ガストロノミーポイント②湯けむりサイダー、温泉蒸したまご@明礬湯の里
ガストロノミーウォーキングのスタートは明礬湯の里だ。ここでいただくのは、温泉の蒸気を利用した「温泉蒸したまご」や「湯けむりサイダー」。うむ、温泉たまごはうまいのぉ。サイダーもさっぱりしている。
むむ、あれはなんぞ?「湯の花小屋」であるか。国の重要無形民俗文化財に指定された「別府の湯の花」を製造する工程を見学させていただいた。
ガストロノミーポイント③地獄蒸したまごサンドイッチ@岡本屋売店
さて、テーマはご存じ「地獄蒸し」。続いてのガストロノミーは、温泉の蒸気を利用した地獄蒸したまごを使ったサンドイッチである。さきほどは地獄蒸したまごをそのままいただいたが、サンドイッチにしてもこれはこれでうまいのぉ。塩気のきゅうりが効いてるわい。
ガストロノミーポイント④ざぼん、かぼす飲料@鉄輪地獄地帯公園
スタートから0.5里ほど歩いただろうか。鉄輪地獄地帯公園に到着である。ここでは別府特産のざぼんを使った「ざぼん」や大分県特産の「かぼす」を使用したお酒やお菓子をいただく。お菓子は甘酸っぱくて、わし、これ大好き!柑橘系のお酒もいけてるわよね~
ガストロノミーポイント⑤地獄蒸し焼プリン@海地獄
着いた着いた。海地獄。青い海から湯気が出ている景色は何度見ても圧巻であるな。さて、甘味が続くぞ。地獄の蒸気を使い蒸し焼きにされた海地獄特製「地獄蒸し焼きプリン」。しっかりとした食べごたえと甘めの味を、苦めのカラメルがプリンをまとめて美味である。
ガストロノミーポイント⑥地獄蒸し野菜セット、酒類@大谷公園
地獄蒸し野菜とは、鉄輪名物の地獄蒸しを使った料理。高温の温泉蒸気を利用した「地獄釜」で一気に蒸し上げた食材は、素材の旨味を閉じ込め温泉のミネラル分により旨味が増す。さらにお酒も豊富だ。これはこれはのんびり食事を楽しめそうじゃ。
ガストロノミーポイント⑦温泉コンフィチュールのカナッペ@富士屋
鉄輪温泉の天然蒸気で、低温でゆっくり蒸す低温スチームの中では、果物の酵素が働き、素材本来の旨味と甘味を引き出す。温泉×果物の自然の恵みをまるごと使ったカナッペ、温泉の恵みで体の中から綺麗になりそう、うふふ。
ガストロノミーポイント⑧地獄蒸し手羽先、酒類@大黒屋
お肉料理も食べたいなと思っていたところで、きたぞ!手羽先だ。子供のころから手羽先大好きだったなぁ・・・ここでも温泉パワー炸裂じゃ!鉄輪温泉の蒸気を使い手羽先を「地獄蒸し」。適度な塩加減と大黒屋オリジナル調味料を使いシンプルな手羽先をご馳走に早変わりじゃ!
ガストロノミーポイント⑨汽鍋(チーコー)料理、低温ドライ@蒸土茶楼
チーコー料理とは、低温スチーム&50℃洗いを使って調理する人気の品である。ヘルシーでさっぱりとしているのが特徴。しっかりと蒸された鍋には輝くようなスープが宿り、絶妙なおいしさを醸し出す。
ガストロノミーポイント⑩地獄蒸しご飯、角煮椎茸、酒類@大谷公園
さて、いよいよしめである。白米だって地獄蒸し。その白米に合せるのは大分県を代表する椎茸を贅沢に使った佃煮ぞ。これはご飯が進むのう。
まさに温泉蒸気を使った料理の数々、あっぱれなり、別府温泉!
しかし、温泉よ、わぬしは人を入れるだけでは飽き足らず、料理することもできるのであるか。温泉、おそるべし!
ONSEN・ガストロノミーウォーキングin別府八湯、まさに温泉の力を思い知らされた一日であった。