イベントレポート

vol.99

第3回ONSEN・ガストロノミーウォーキング in 大歩危・祖谷温泉郷を開催いたしました

徳島県

昨年2020年は開催を見送ったため、ONガスin大歩危・祖谷温泉郷。2年ぶりの復活です。

10月の最終日曜日の31日、天候雨のち晴れ。参加者138名での開催となりました。

圧倒的な大自然を体感できる「祖谷渓谷」に沿った11キロ。徳島県三好市の祖谷は日本三大秘境として知られる絶景。ミシュラングリーンガイド2つ星として評価されただけでなく、米旅行雑誌「トラベル+レジャー」でも、訪れるべき50の旅行地に日本で唯一選出された場所なんですよ。世界が認める絶景を歩き、地元の郷土料理や地場産の食材を使った料理を楽しむなんて、なんとも贅沢なONガスですね。

さてさて、2021年10月31日に開催したイベントの様子をご紹介します。


準備(前日)

他のイベント同様、前日から各ONガスポイントのテント設営や草むしり。お馴染みのONガスの”のぼり”等の設置にスタッフ総出で行いました。当日のイベントは賑やかなイメージばかりですが、前日は「力仕事」が中心。草むしりって、慣れないせいか腰にくるんですよね~。とはいえ明日、参加者の皆様が喜んでくれることを想像しながらスタッフ一同、準備に余念がありません。またコロナ感染対策を踏まえた準備として、感染予防を促す看板の設置や消毒、体温計の設置といった準備も行いました。

天気予報では今夜から明日、午前にかけて雨ということでしたが、明日は晴れるといいな~

テント設置、結構重いんです。

紅葉の中でのテント設置


草むしりって腰が折れますね

感染防止対策も忘れずに


受付(かずら橋夢舞台)

心配していた雨もスタート時間前の8時過ぎからは、やみはじめ太陽も顔を出しはじめました。昨晩からの雨のおかげで色づいた木々も、より鮮やかさが増し、まさにウォーキング日和の予感です。また10月最後の週末ということでハロウィーンの仮装を楽しむグループもいらっしゃりイベントを盛り上げます。

祖谷渓谷は大型の車の乗り入れができず、また駐車場といったスペースも無いため、参加者は「かずら橋夢舞台」または「大歩危駅」にて受付を行い、いざウォーキング起点となる祖谷渓谷沿へバスで向かいます。イベント開始を前にテンションMAXですね。写真からも楽しげな様子が伝わります。また早めに到着され、重要有形民俗文化財である「かずら橋」に立ち寄る参加者もいらっしゃいましたよ。

受付会場は「かずらばし夢舞台」

受付時は雲が低く幻想的

ハロウィーン仮装で参加のグループも!

 

スタート地点に向かうバスの中、溢れるばかりの元気


祖谷ならではの光景を見ながらスタート地点へ

大歩危・祖谷温泉郷のホテルの送迎バスが協力


みどりの一里塚京田(いざスタート)

参加者達はウォーキングのスタート地点となる「京田」へ。スタート地点には徳島県三好市の高井美穂市長のお姿も。高井市長はユーモア交えた挨拶で開会を宣言し、すべての参加者を送り出してくれました。またONガス大歩危・祖谷温泉郷では祖谷渓谷沿いを歩くコースとなりますが、場所により十分なスペースがないため、スタート地点がガストロポイントにもなっており、さっそく、「雲海汁」がふるまわれます。なかなか嬉しいスタートですね。

流れるようなアナウンス。

スタート前はみーんな元気。

参加者を見送る高井市長(右)


名物「雲海しぐれ」身体に沁みる~

スタート直後、まだ祖谷渓谷が目の前ですね。

 


祖谷渓谷展望台

さてさてさて、スタートした参加者は次のガストロノミーポイント目指して歩きます。ゆるやかな登り坂をゆっくりゆっくりと歩きますが、その距離なんと約5キロ。この最初の区間が祖谷渓谷ならでは。。まさに祖谷渓谷。これが祖谷渓谷なんです。ONガスポイント間の距離が長く、途中、弱音を吐きたくもなりますが、ここは我慢。だって次のガストロポイントは絶景を楽しめる祖谷渓谷展望台なのです。

祖谷渓谷展望台ではボリューム満点のガストロポイントが!!このポイントでは郷土料理「でこまわし」の登場です。地元のジャガイモを串にさし、囲炉裏に串を立て、ごげないように回しながら焼く様子が伝統芸能の阿波人形浄瑠璃の木偶(でこ)人形の頭を回している様子に見えたということから「でこまわし」と呼ばれているそうです。当日は囲炉裏も再現され、炭火でじっくりと焼かれた「でこまわし」が提供されました。

スタート直後の川の風景です。

集落の間をぬける、ゆるやかな登り坂。


郷土料理「でこまわし」

鮎と祖谷そば。ボリューム満点


和装でのおもてなし。嬉しいですね。

飲みすぎに注意


展望台スペースでもぐもぐタイム

食べきれるかなぁ~?


みどりの一里塚松尾

お腹を満たしたところで心機一転出発です。知らぬ間にずいぶんと登っていたようでスタート地点ではまだ緑濃かった木々の色も、黄色赤に色づいてきます。まさに秋のウォーキング。おいしい空気と森林欲で心が解放されます。この夏はコロナの影響もあり外出を控えられていた方が多く、ひさしぶりの解放感を感じた方が多かったのでは?

3つめのガストロポイントはみんな大好き「阿波尾鶏のとり天」、キッチンカーでその場で調理してくれるので、揚げたての熱々ジューシーなとり天です。また第2ポイントに続き、このポイントでもお酒が提供されました。大自然の中で飲むお酒のなんと美味しいことか!

ミニヨンズ発見!!

川のせせらぎを聞きながら。。。


紅葉・黄葉を背景にパチリ


サワガニ君も歩いてましたよ

お喋りしながらのウォーキングはあっという間


キッチンカー出現

みんな大好き「とり天」


ホテル祖谷温泉前

いよいよコースも終盤。ウォーキングの最終地点。ホテル祖谷温泉へ向かいます。ホテル祖谷温泉へ向かう途中には、祖谷を代表する風景。谷底におしっこをする「小便小僧」の姿が。谷底までは、なんと200メートルの高さがあり、1968年に徳島県の彫刻家、河崎良行氏が制作したもの。その昔、子供や祖谷街道工事の作業員、旅人達が、像のある岩あたりで小便をして度胸試しをしたそうな。。。。想像するだけで震えます。

小便小僧を通り過ぎるとお待ちかね、ウォーキングルートのゴールとなるホテル祖谷温泉。ホテル祖谷温泉はケーブルカーで降りる谷底の温泉が有名ですね。そのホテル前の駐車場を利用してのONガスポイントです。ここでは恒例?となりつつある人気の和牛ステーキと名物半田素麺がふるまわれました。半田素麺といえば、良質な小麦と四国山脈から吹き降ろす冷たい風と吉野川の水から作られる特産品ですね。長ーい距離ではありましたが、地元ならではの食材を食べながらの11キロ。これだからONガスはやめられない。疲れも忘れます。

またお約束の地酒(三芳菊)とビールの提供がありました。疲れた喉においしいですね。


スタート時は横に流れていた川が・・いつの間にかあんなに下に

 


参加者をねぎらうスタッフ

炭火での和牛ステーキをどうぞ


ミニ半田そうめん

口の中で溶ける上手さ。


労いの言葉が疲れを癒してくれます


祖谷ふれあい公園(ゴール)

ウォーキングを終えた参加者はバスにて一路、祖谷ふれあい公園へ。朝から続いて提供された郷土料理に、お腹いっぱいの参加者達ではありましたが、ふれあい公園ではスィーツと淹れたてコーヒーの提供が。スイーツは別腹です。笑。またコーヒーも一杯ずつドリップしてくれるなんて、心遣い最高です。なんか温かい飲み物って疲れた身体に沁み渡るというか、。落ち着きますよね。ほっと一息つける瞬間です。

またONSEN・ガストロノミーウォーキング in 大歩危・祖谷温泉郷では完歩証がいただけるんですよ。ゆるやかな坂道での11キロ。完歩した証です。完歩証を片手に記念写真を撮る方も多かったですね。

歩き終えた解放感!

オリジナル完歩証。嬉しいですね!


おつかれさまでした。

イベントを終えた参加者達は大歩危・祖谷温泉郷の思い思いの温泉へ。祖谷温泉はニセコ薬師温泉、青森の谷地温泉とともに日本三大秘境の一つに数えられる温泉地。そんな地で一日をかけながら、わたしのペースで「めぐる」「たべる」「つかる」。これぞONSEN・ガストロノミー。大歩危・祖谷温泉の魅力を余すことなく感じた一日となりました。

参加者の皆様、スタッフの皆様、おつかれさまでした。