イベントレポート

vol.27

ONSEN・ガストロノミーウォーキングin奥飛騨・平湯温泉を開催しました

岐阜県

ガストロノミーツーリズムを積極的に推進して頂いている岐阜県で初となるONSEN・ガストロノミーウォーキングを、奥飛騨・平湯温泉で開催致しました。
中部山岳国立公園内にあり、その自然美に圧倒されます。そして国民保養温泉地に指定されている湯量豊富な温泉天国です。
大人気の平湯温泉、定員300名に対して申込が殺到し、なんと550名の皆さんにご参加頂きました。

都会では初夏の季節ですが、さすが標高1,250m!少し肌寒い朝を迎えました。

【開会式】@あかんだな駐車場

スタート地点となるあかんだな駐車場で開会式を行いました。
岐阜県古田知事・高山市國島市長・ONSENガストロノミーツーリズム推進機構涌井会長からの挨拶と、今回はフランスからスペシャルゲスト!
ガストロノミーウォーキング発祥の地であり、岐阜県とも友好提携を結んでいるフランスアルザスのオ=ラン県のブリジット・クリンケルト議長です。
日本のガストロノミーウォーキングをとっても評価してくださいました!

フランス オ=ラン県 クリントン議長

そして、たくさんの参加者の皆さんへ、平湯温泉ならではのおもてなし。
地元ちびっ子たちの「栃っ子宝太鼓」や若手男衆による「獅子舞」の郷土芸能を披露して頂きました!

 

 

 

 

 

 


それでは、いざスタートです!

遊湯くんもみんなをお見送り!

スタートではお約束の記念撮影!

新緑の世界へいざ!

 

 

 

 

 

 


ガストロノミーポイント① はんたい玉子・ふきみそせんべい・地酒@つるや商店・やどり木

スタートしてほどなくすると、平湯温泉街に出ます。最初のガストロノミー♪まずは前菜的な感じで軽~く頂きます。
平湯温泉名物「はんたい玉子」 その名の通り、通常の温泉玉子のはんたいで、黄身がかたくて白身がプルプル。
これと、「蕗味噌塩せんべい」 サクサクの塩せんべいの上に、平湯で採れた蕗を使った蕗味噌とクリームチーズ、飾りにこれまた平湯で採れた新鮮クレソンをトッピング。
カナッペ風に頂きます。

 

 

 

 

 


いやはや、これは両方お酒に合う!そうなんです!なんと平湯温泉では全てのガストロノミーポイントに飛騨の地酒も一緒に堪能出来るんです!!
ウォーキングしながら、地酒をくいっとやっちゃうなんて、まさにパラダイス\(^o^)/
今回は飛騨地酒ツーリズムの全面協力で、高山の9つの酒蔵のお酒を全て堪能できます。呑み助には最高のイベントですね(笑)
まずは平瀬酒造店の「久寿玉」をいただきます。私は温泉で温めた燗を頂きました。少し冷えた体に注入すると、一気に力がみなぎる感じです。
参加者へは特製「ONSEN・ガストロノミーウォーキング」ロゴ入りの蛇の目お猪口を頂いたので、早速使ってみました!テンション上がります。

 

 

 

 

 

 


ガストロノミーポイント② スッポンスープ・地酒@ナガセスッポン養殖場

ほどなくして、次のポイントへ。この地で愛される天然温泉をいかし、すっぽんの養殖を行っているナガセスッポンさんにて、エキスたっぷりスッポンスープを頂きます。
スープの中にはもちろんスッポンの身もゴロゴロ入ってます。
これから先のウォーキングの為にも、しっかりパワーチャージです。そして、ここでももちろん地酒、ここでは蒲酒造場の「白真弓とろ~りにごり原酒」を頂きました。

体あったまる美味しさ

 

 

 

 

 

 


この行者ニンニク浅漬けは絶品!


さぁ、先へ進みましょう!途中ではアルプスのハイジごっこをしたり、万華鏡を覗いたり、平湯温泉街をそれぞれ楽しんでます。


ガストロノミーポイント③ 丹生川トマトジュース@飛騨・北アルプス自然文化センター

次のポイントでは丹生川地区(にゅうかわ)の高原で育てられた濃厚なトマトだけで作ったトマトジュースを頂きます。
丹生川地区は全国屈指のトマトの産地!すっきりとした甘いのど越しで、ゴクゴク飲んでしまいました。


さてここからは、「めぐる」のメインの1つ、平湯自然探勝路を進みます。


森林浴をしながらのウォーキングは最高です!なんて気持ちが良いんでしょう♪

と思ったら、なかなかの難所がありました。心臓破りの階段です。全72段。運動不足の足には結構きつい~~~(自信のない人には迂回コースも用意してますので安心です)

美味しく頂きました!

昇り切ったところには給水ポイントが!


ガストロノミーポイント④ 山菜の煮物・ころ芋の煮物・地酒@ひらゆの森

苦行?!の後のお楽しみ。ここでは飛騨で収穫したフキとワラビの煮物と小粒のじゃがいもを甘辛く炊いた飛騨のお惣菜を頂きます。
滋味あふれる、素朴でとっても落ち着く味です。
こりゃ、お酒が進むこと間違いなしではないですか!
ここでの地酒は天領酒造の「ひだほまれ天領」そして「どぶろく」
もう皆さん進め上手なんで、クイクイいっておかわりもしてしまいました(笑)

 

 

 

 

 


ガストロノミーポイント⑤ 山椒シフォンケーキ・アルザスワイン・地酒@平湯キャンプ場

いやぁ~なんか飲んでばかりだな~と考えながら、次なる「めぐる」の平湯キャンプ場を目指します。
すると、なんとここでは地酒のみならず、フランスアルザスの白ワインが用意されていました!
それもワイングラスまで用意されており、至れり尽くせりです。
頂いた銘柄は「ファッフ シルヴァネール)辛口です。
これは「飛騨地酒ツーリズム協議会」と「アルザスワイン委員会」が友好提携を結んでいることもあり、特別に提供頂きました。
ワインに合わせるのは、飛騨の特産、山椒を加えたシフォンケーキです。ぴりっとした刺激と香りが甘みを控えたケーキの中に広がり、キリッと冷やした白ワインとベストマッチ。
そして地酒は岩田酒造店「飛騨自慢鬼ころし」「怒髪衝天」
なんて贅沢なラインナップでしょう!そりゃ、ワインも地酒もいただかないわけにはいかないじゃありませんか!また飲んでしまいます(笑)


そして平湯キャンプ場を奥へと進んでいきます。まさに平湯温泉を『めぐる』醍醐味を味わうコース。
キャンプ場周辺はちょうどニリンソウが満開でした。なんという素晴らしいタイミング!


ここで、想定外が!コースとしては平湯キャンプ場から、平湯大ネズコを回って全長約10kmとしておりましたが、かなりハードな急勾配のコースの為、
多分ほとんどの方は行かれないだろうと、その為、ショートカットのコースを用意しており、約7.5kmのウォーキングを楽しんでいただく算段でした。
なのに!想定外!大多数の方が、平湯大ネズコのハードコースを選択されました!
相当な山道を登って、平湯温泉のパワースポットである樹齢1000年を超える巨木の大ネズコを写真に収めています。
皆さん本当にタフで驚きです。足に自信がある少数の方だけが行かれると思っていただけに、感慨ひとしおです。
やっぱり、ここまで来たら皆さん平湯温泉の自然をとことん味わいつくしたいですよね!


山から降りたら、綺麗な山桜がお出迎えしてくれました。都会との季節の違いを実感し、なんだかしみじみと感動してしまいます。

 

ガストロノミーポイント⑥朴葉すし・しし鍋・地酒@平湯大滝

みなさん山登りお疲れ様です!さぁいよいよクライマックスです!かもしか橋を渡って、『平湯大滝』への道を進みます!


坂道を10分程、歩いていくと、ドド~~~ンと平湯大滝がお出迎えをしてくれます。
落差64m、幅約6m。「日本の滝百選」、「岐阜県の名水50選」に選ばれている名瀑。
圧巻の凄い水量!もうマイナスイオン浴びまくりです!そして、それぞれ撮影大会のはじまり始まり~。
滝の轟音とともに、みんなのはしゃぐ声がシンクロして、すっごい楽しい気分です。晴れて良かった~アッパレ!平湯大滝!

さて、滝を見てリフレッシュした後は、お楽しみのお食事タイムです!
「しし鍋」は、中部山岳国立公園活性化プロジェクトでタッグを組む長野県美ヶ原の名物のイノシシ肉の信州みそ仕立て。
あま~~~い!そしてなんと具だくさん!!
朴葉すしは、ほぐしたマスの身を混ぜ込んだ寿司飯を、青々とした香り高い朴葉に包まれたもの。プーンと良い香りが鼻腔をくすぐります。


合わせる地酒は大坪酒造店の「神代あらしぼり」と「辛口 神代」をキリッと頂きます。


ガストロノミーポイント⑦飛騨牛串焼き・地酒@食事処あんきや

さぁ、コースも終盤戦。そしてお次は一番のお目当て?!そうです!飛騨牛、真打の登場です!
お天気は絶好調!なんと綺麗な青空でしょう!

 


美味しい飛騨牛の串焼きを学生ボランティアスタッフのみんなが一生懸命焼いてくれてました。
お好みで塩・胡椒をかけて頂きます。なんてジューシー、肉汁が滴ります。
ここで頂くお酒は船坂酒造店のその名も「ゆず兵衛」
甘いリキュールですが、ゆずの香りがお口いっぱいに広がってサッパリと頂けます!
お酒があまり得意でない方も、これなら楽しんで飲んでいただけそうです。私はしっかりおかわりをしてしまいました(笑)

ガストロノミーポイント⑧寒干し大根の煮物・漬物ステーキ・アルザスワイン・地酒@平湯民俗館

そろそろゴールに向けて進んで行きます。お腹もいっぱいになってきましたが、綺麗な景色を見ながら歩くと、また次の食事が楽しみになってしまいます。
平湯民俗館の手前にある、篠原無然記念館を通ります。
飛騨を中心に青年の教育や工女の待遇改善などに尽力し、そして地元の青年たちと乗鞍岳登山道を整備されたそうです。
平湯民俗館は、にほん昔話に出てきそうな、茅葺き民家。円空仏や民具を展示していたり、野趣あふれる露天風呂があります。
とっても雰囲気がいいところ。


ここの露天風呂、「平湯の湯」というんですが、凄い素敵でしょ!入浴料は寸志で誰でも入る事が出来ます。さすが温泉天国。掛け流しの贅沢さ。

さぁ、では最後のお食事を頂きます。奥飛騨の郷土料理「寒干し大根ステーキ」と「漬物ステーキ」
どちらも極寒な冬を越さなければならないこの土地ならではのお料理です。
これぞまさにガストロノミー・食文化ですね。

地酒は原田酒造場さんの「花酵母造り」
そしてアルザスワイン「ファッフ ピノ・ブラン」 辛口の白ワインを冷酒のお猪口で頂きました。

 

 

 

 

 

 


それぞれ、木陰に腰かけたり、茅葺屋根の古民家内でくつろぎながら、ゆっくりと食事とお酒を楽しんでいます。

 

 

 

 

 

 


ガストロノミーポイント⑨丹生川トマトゼリー・地酒@ゴールのあかんだな駐車場

後は、一路ゴール地点のあかんだな駐車場へ戻るのみです。
全長約11km。歩いた!食べた!飲んだ!感動した!
途中の温泉街はONSEN・ガストロノミーのリボンで色々飾り付けられていて可愛い。


最後に頂くのは、丹生川トマトゼリー。とろんとした食感のゼリーをつるんと頂きました。爽やかです。

 

 

 

 

 

 

デザートで締めくくったつもりが・・・・・・目の前に見えるのは、な、なんと飛騨のお酒がズラ~~リ!!
また、飲んじゃう~~~ヾ((*≧∀≦))ノ゙ 楽シスギィ~♪

 

 

 

 

 

 

本当に最後までご馳走さまでした!なんと充実した楽しすぎる1日だったでしょう。
この後は、平湯温泉入浴です。「ひらゆの森」と「アルプス街道平湯パノラマ大浴場」の入浴券付き!
折角なんで両方入っちゃおうかしらん。

素敵なイベントでした。運営された皆さん本当にお疲れ様でした!
来年のイベントも超絶期待しております!!