イベントレポート
vol.81
ONSEN・ガストロノミーウォーキングin箱根強羅(モニターイベント)を開催しました
今回の舞台は、全国的にも知られている温泉地の一つ「箱根」。かつては皇族や政財界人、文化人にも愛された箱根を代表する温泉郷「強羅温泉」。
日本の象徴である富士山を望む「富士箱根伊豆国立公園」エリアで世界中を魅了する自然に恵まれ、そして日本初の本格別荘分譲地の野趣溢れる街並みや国登録記念物の強羅公園を有する「強羅・宮城野」エリアの豊かな歴史に恵まれた地。
ここに「ホテルインディゴ強羅」が2020年1月に誕生しました。
今回のイベントはホテルインディゴ強羅が新たな滞在型体験プログラムの試験的取り組みで実施しました(環境省が推奨する国立公園への誘客推進事業の一環)。
参加者は無料でイベントを体験、色んなご意見をいただきながら、今後持続的に取り組んでいけるプログラムにすることが狙いです。
12月に入った箱根、見事な紅葉も散り、寒々しい景色になっているのでは・・・との心配は見事に外れました!
終わりを告げる紅葉も、場所によってはドンピシャの見頃、気温も思ったほど下がらずウォーキングには丁度良い気候です。
集合場所、スタート地点は「ホテルインディゴ強羅」。
それぞれが持つ異なった材色や木目を生かしながら寄せ合わせ精緻な幾何学文様を作り出す、箱根寄木細工が目を引きます。ホテルインディゴのコンセプトは、地元の魅力を映し出す “ネイバーフッドストーリー” 。
宿泊して参加する人、強羅駅から送迎バスに乗って人など、イベント参加形態はバラバラ。
早川を一望するカウンターバーで足湯を楽しんだり、ラウンジでゆったりしたり、思い思いのままにスタート時間まで過ごします。
コロナ禍の中、大きなイベントは避け、今回の参加者は35名。それを5班に分けて時間をずらしながらスタートします。各班には地元を知り尽くしたガイドさんが付いてくれます。いつも開催されているONSEN・ガストロノミーウォーキングとは違ったスタイルで実施します。
貰ったポシェットの中には、なんともお洒落で立派なコースマップ!、ミネラルウォーター、大涌谷名物の黒たまご、箱根孫三本家「嬰寿(えいじゅ)の命水」で作った箱根を代表する和菓子『温泉餅』が入ってます。
各グループ毎、ガイドさんと一緒に出発です。5~6人なんでアットホームな雰囲気。
本日は約5.5キロの歩行距離。とは言っても「箱根の山は天下の剣」と謳われる通り、平坦な道ばかりではありません。午前中は早川渓谷を降る約2.5キロのトレッキング、午後は約3キロのウォーキングというコース。
さて、出発です!
~箱根孫三本家~
スタートしてすぐに、目印ののぼりを発見。
「花詩」と書いてますが、どうやらポシェットに入っていた温泉餅を作っている孫三本家のお店のようです。
奥から女将さんが、由来の説明に出てきてくれました。
こちらの銘菓はお店の前から湧き出ている「箱根嬰寿の命水」で作られているそうです。この湧き水は、箱根山で唯一そのまま飲める生きた命水(真清水)との事で、どれだけ大切にされているのは、お話からひしひしと伝わってきました。
お話を伺った上でいただく「箱根温泉餅」のお味、楽しみです!
橋の袂から温泉が流れ落ちてます、さすが温泉地。ガイドさんから「あっちが大涌谷だよ~」と説明を受け、まだまだ見頃な紅葉をカメラに収めながら進みます。
~早川渓谷トレッキングコース~
注意してないと通り過ぎるくらい、ひっそりと入口があります。ホテルからだと徒歩約10分で到着。ここが国立公園の中なんだと、改めて実感。
早川沿いの森の中をどんどん下っていきます。目指すは宮ノ下駅。結構急な下り坂です!箱根登山鉄道で言うと「強羅」⇒「彫刻の森」⇒「小涌谷」⇒「宮ノ下」と3駅分を降りるって事ですよね。
足元に注意しながら、美しい紅葉に、深い森を思わせる世界にどっぷり浸りながらひたすら降りていきます。
ちょうど中間地点にちょっと広いスペースが。ここで一旦休憩です。孫三の温泉餅はふんわり柚子の香りがして上品な甘さ。大涌谷名物黒たまごは「一つ食べると寿命が7年延びるよ~」とお約束の会話をみんなで楽しみながらいただきます。
さて、トレッキング後半戦!に進みます。それにしても紅葉が綺麗。
下りを楽しむのも最後。早川の水辺に到着しました。後は宮ノ下駅に向かうのみ。ただ、ここから駅までのほんの僅かな道のりは、結構な上り坂!いやはや12月だというのにゼイハァゼイハァと大汗です。
宮ノ下駅に到着!午前の部、無事に終了です。ここからは箱根登山鉄道に乗って、強羅駅まで引き返します。
贅沢な移動です!
~箱根・強羅ウォーキング~
強羅駅から午後の部スタートです。強羅の名所をめぐる約3キロのウォーキング。
ちょうどお昼の時間です。お腹もとっても空いてます。先ずは箱根強羅を代表する美味しい地元グルメに舌鼓。
~田むら銀かつ亭~
強羅と言えばここ!「田むら銀かつ亭」と言っても過言ではない、大行列の大人気店でお昼です。お店に到着すると、外にはわんさかと行列が。目の当たりにすると人気の高さが伺えます。私たちは事前に席を押さえてもらっているのですんなりと店内へ。行列している方を横目に申し訳なく、ちょっぴり優越感を感じながら。
席も詰め込みではなくて、ゆったりとしたスペースでいただきます。
もちろん!こちらでいただくのは名物の「豆腐かつ煮」定食です。
豆腐にジューシーな豚ひき肉を挟んで揚げ、長ネギやタマネギの甘みが利いたサバ節のダシとともに土鍋で煮込みます。そこにとろっと玉子を纏わせて。いくらでもご飯が進む絶品!並んででも食べたい気持ち、わかります。かなりのボリュームです。でも、お豆腐って思っただけで、何となくヘルシー、食べ過ぎても相殺されちゃう気持ちになるのは私だけでしょうか?しっかりちゃっかり、箱根地ビールもいただきます。うん、ご飯のみならずビールにも合います。コーヒーまでいただきて満足満足、大満足!
さて、ウォーキングです。食後に先ず向かったのは、「懐石料理花壇」。と言ってもここは外から見学だけ。お腹いっぱいにも関わらず、外に出ている懐石料理のメニューを見ると、「今度はこっちにも食べにこよう。」「これだったら手が届く金額だわ。」と、次に来た時のお昼候補決定です。
~石川菓子舗~
次に向かったのは、これまた強羅の大人気店!強羅駅から上る商店街の坂の途中にある老舗和菓子店「石川菓子舗」は、1936年の創業。歴史を感じる店構えです。
お店で手作りされるふわふわの求肥の中に入っている刻んだ羊羹にほんのりゆずの香りがアクセントの「箱根強羅もち」。素朴でやさしいこの味を守るため、材料の配合や手作りの製法をかたくなに守り続けているそうです。
三代目のご主人が丁寧に強羅の歴史を説明してくれました。ガイドさんも感嘆です。「強羅の話だけなら、負けませんよ。」と。人気の強羅もち、予約して買いにいかれた方が安全です!
~強羅公園~
次に訪れた強羅公園では、しばしフリータイム。各自で園内を楽しみます。
国の登録記念物に登録され、四季折々の花を楽しめる名所です。100年以上前に開園されたフランス式整型庭園。
噴水池を中心に左右対称に造園されており、色んなゾーンを楽しめます。
ガイドさんから「今なら植物園が綺麗だよ。」と教えてもらい、色んな花を愛でに行きました。
どこも綺麗で今が12月ということを忘れてしまいそうです。
~強羅美術館~
次にめぐったポイントは自然の山水美と人工的庭園美を調和させた庭園の中の美術館。彩豊かな苔ともみじ、見応えのある巨岩に岩組みなぢ、四季折々に景観を楽しめます。
こちらも園内ではフリータイム。それぞれに好きなように楽しみます。
どこを切りとっても美しい。なんだが気持ちもゆったりと癒されます。
参加者の素敵なカップルが茶室・真和亭でお抹茶を飲んでおられ、思わずパシャリ。
本館の展示室では、たくさんの美術品がお出迎え。縄文時代の土器から江戸時代までの「やきもの」、鎌倉・室町時代に製作された六古窯の壺や甕など、中世の陶磁器では日本有数のコレクションを誇ります。
素敵なものをたくさん見せてもらって、目も心も喜んでいます。
最後のスポットへ進みます。それにしても強羅の坂もなかなかのものです。でも歩いてこそ感じる素敵なスポットも。
冬桜が蕾を開かせようとしていました。
既にゴールされた前のグループの素敵なカップル、これから最後のお楽しみ、温泉に入りに行くそうです。
~強羅ブリュワリー~
素敵な外観!こちらも大人気のお店です。クラフトビール醸造所を併設した強羅ブリュワリーレストラン。箱根の天然水を100%使用して作られる個性豊かなクラフトビール。国際ビール品評会で金賞も受賞しました。
エントランスには、さすが箱根!温泉の足湯まで併設されています。
いやぁ、最高最高!新鮮なブリュワリービール、お摘みにはガーリックが利いたミックスナッツ。
ビール以外もソフトドリンクやコーヒーなど、自分好みのものをオーダーできます。
アップダウンが激しい箱根、だいぶ疲れましたが、こんなにも綺麗な晩秋を楽しめて最高です!
今日朝から一緒に楽しんでいただいたみなさん、お疲れ様でした!乾杯!!
時間の制約がなければ、このままずっとビールを楽しみたいところですが、次のグループの方たちが到着されますので、席を譲ります!
~ゴール・強羅駅~
ゴール!!お疲れ様でした!
じっくりたっぷりと箱根強羅を中心に約5時間半かけて楽しみました。
これでイベントは終了ですが、ONSEN・ガストロノミーウォーキング、最後の最後は温泉でフィニッシュです。
今回は強羅駅から徒歩5分、2019年8月に開業した「箱根ゆとわ」に入浴していただきます。
ゴール後、みなさんそれぞれ好きなタイミングで入浴して。今日そのままお帰りの方もいれば、そのまま箱根やその近辺に宿泊される方もいらっしゃいます。
大人気の箱根、こんな楽しみ方はどうですか?宿泊+アルファでいつもの観光とは違う楽しみ方。
ホテルインディゴ強羅では、箱根の新たな楽しみ方を模索していきます。
みなさん、応援宜しくお願い致します!