イベントレポート

vol.92

ONSEN・ガストロノミーツーリズム×暮らすような旅 in 糸島/玄海国定公園(モニターツアー)を開催しました

福岡県

今回の舞台は玄海灘沿いの自然豊かなフィールドを有する「玄海国定公園」エリアに位置する、いま人気の移住地としても話題の福岡県糸島市を舞台に3泊4日のモニターツアーを開催しました。

テーマは「暮らすような旅」。ONSEN・ガストトノミーツーリズムのコンセプト でもある「たべる・つかる・めぐる」をより地域に密着する形で体感していただくまさに”ONSEN・ガストロノミーステイ”として5組9名の方々に初企画としてモニ ター企画としてご参加いただきました。参加者の方々も様々で、地元福岡からのご参加の方や、関東、遠くは北海道からご参加いただいた方もいらっしゃり、モニターツアーを通して様々なご意見を頂戴することができました。

今、糸島エリアは人気の移住地としても知られており、博多駅から電車で約40分、 車でも約30分ほどで移動できるベイサイドエリアで、豊かな自然や豊富な食資源、 また地域でアクティブに活動する方々が多く、「そこに住む人」に惹かれて若い移 住者が今多く集まる話題のスポットでもあります。

今回4日間のガイド役を担ってくれたいとしまちカンパニーの福島さん、エノプレッソイトシマの榎さんも実は移住された方々です。移住者が多く活躍する街・糸島の魅力を外から目線でも語れるこのお二方と一緒に4日間の旅の様子をレポートさせて頂きます!

【1日目】~まずは糸島の王道を知る!~
初日は舞台糸島の玄関口になるJR筑前前原駅に集合いただきバスに乗ってスター ト。まずは玄海国定公園のこと、糸島のことを知っていただくための導入セミナーを開催しました。天気も良かったので急遽予定を変更してなんと海の前で「即席野外学校」として開催!皆さんに玄海国定公園の豊かな自然や糸島のことを知っていただきました。

玄海の海を目の前に糸島の魅力セミナーを実施

その後移動して志摩岐志エリアで最初のガストロノミーメニューは現地の定番「牡蠣小屋での牡蠣グリル」を堪能いただきました!糸島㲈牡蠣のイメージを持つ方もいるくらい有名な糸島の牡蠣小屋。伝統的に牡蠣小屋文化が根付き、時期としては11月頃からこれからの時期が最盛期になる人気の牡蠣小屋で皆様海鮮グリルに舌鼓いただきました。

志摩岐志エリアの牡蠣小屋で牡蠣メニューに舌鼓

昼食後は志摩芥屋エリアに移動して人気の塩「またいちの塩」の製塩所「工房とったん」へ移動。絶景の玄海エリアの景色を見ながら思い思いに食後の休憩。この辺りは玄界灘の内海と外海がちょうどぶつかり合う地形でミネラル豊富な塩づくりを可能にしているとのこと。カフェも併設されており、またいちの塩を使ったプリンなどが人気で参加者の皆様も海を眺めながらのカフェタイムを楽しまれていまし た。

玄海の海を望みながら塩プリン

その後はインスタグラムでも人気の絶景スポットへご案内。国定公園エリアでも有 名な景勝地でもある「芥屋の大門」は糸島の自然シンボルの1つ。展望エリアまで の自然路はSNSでもまるでジブリにでてくる「トトロの森」の様と話題になってい ます。

芥屋の大門・トトロの森

志摩エリアでも海沿いのカフェ群を散策。SNSでも有名な絶景カフェとして有名な
「ロンドンバスカフェ」などまるでリゾートエリアのような景色が海沿いに広がります。天気にも恵まれ参加者の皆様も糸島エリアの絶景を楽しまれていました。

ロンドンバスカフェ

今回のお宿は玄海国定公園内に位置する海辺のお宿「喜八荘」にご宿泊。目の前に広がる玄海の海を望む露天風呂が有名なお宿が今回の旅の拠点です。皆様には初日の旅の疲れをお宿で癒していただきました。

【2日目】~糸島を体感する!~
2日目のテーマは「糸島を体感する!」。スタートは志摩桜井エリアの海辺のカフ ェ「TIME」の朝食からスタート。目の前に絶景が広がるカフェとして人気のお店で 今回は特別にお願いして玄海国定公園エリアでの朝食を頂きました!波の音が響く 絶好のカフェ日和に朝から皆様朝食を満喫。ゆったりと流れる時間を自然の中で体 感いただきました。

海辺のカフェ「TIME」での朝食

朝食を終えた一行は海岸沿いでのサイクリング体験へ!各自ガイドの福島さん&榎 さん作成のMAPを手にして海辺のサイクリングを楽しんでいただきました。久しぶ りに自転車に乗る方も多く、初めは心配されていた方もいらっしゃいましたが、その場で練習をして乗り始めると、素晴らしい天候も合間って皆さん気持ちよく走っていらっしゃいました。

2時間の自由行動もあっという間で、最後の振り返りの際は「もっとサイクリングの時間が欲しかったと言われるほどでした。志摩桜井エリアには玄海国定公園でも人気の景勝地「二見ヶ浦の夫婦岩」があり人気のフォトスポットとしても知られています。その並びにはハワイを彷彿させる様な人気のカフェやレストランがなら び、参加者の皆様も自由にサイクリングとお食事を楽しまれていました。

海辺のカフェでランチタイム

海岸エリアをサイクリング

サイクリングを終えて午後は一転、糸島にキャンパスを置く九州大学・伊都キャンパスへ移動して、今回の取り組みに協力いただいた九州大学の清野准教授による玄海エリアの自然を学ぶ特別セミナー&ワークショップに参加しました。

清野先生は沿岸・河川流域環境保全学を専門とされており、豊かな海岸の自然資源を有する玄海国定公園・糸島の海岸の自然に関して参加者の皆さんに知っていただく貴重な機会になりました。

九州大学伊都キャンパスに訪問して玄海の自然を学ぶ

セミナーの後は実際に志摩野北エリアの「弊の浜海岸」へ移動して実際に海辺での ワークショップを開催しました。この弊の浜は芥屋の大門から約6kmほど続く弓張 型の砂浜と松原が続く玄海国定公園を代表する白砂青松の海岸線で多くのサーファーも訪れるエリアです。

九大・清野先生と海岸沿いの生態系や自然環境の変化、ビーチクリーンの話題まで浜辺でリアルな講義が展開されて参加者の方々も興味津々。普段なかなか意識しない自然環境への気づきも得られたという参加者のお声もあり個人ではなかなか体験できない貴重な機会となりました。

幣の浜で九大・清野先生とワークショップ

【3日目】~糸島をより深く知る!~
3日目の午前中は糸島をフィールドに森と海を繋ぎ様々な環境アクションの活動を されているNPO法人いとなみの代表で糸島市議会議員としても活躍される藤井さん を講師に招き、玄海エリアの皮むき間伐によって出る杉皮で煮出した染液を使って 作る「杉皮染めてぬぐい作り体験」を海沿いの古民家で行いました。

藤井さんに循環型の自然共生の話を伺いつつ、皆さん間伐材を活用したクラフトづ くりに熱中されていました。手作りのロケットストーブで煮出した染液に、皆さん が手ぬぐいにそれぞれのデザインを施して漬け込むこと約1時間。完成品はこんな綺麗になりました!学ぶだけでなく実際に体験することで糸島の、玄海の自然を体感 いただくことができる良い体験になりました。参加者の方からも「今度は孫を連れ てまたやってみたい!」というご意見も頂戴しました!

玄海エリアの間伐杉皮染めでてぬぐい作り体験

お昼は地元で人気の糸島野菜にこだわった創作レストランへ!野菜だけでこんなに多くのレパートリーのメニューがあることに皆様びっくり!地産の食材にこだわったガストロノミーメニューに皆様大満足のご様子でした。

糸島野菜の創作メニューたち

そして午後はメインイベント、玄海国定公園エリアで糸島のシンボルの1つでもあ る立石山のミニトレッキングへ!SNSでの絶景も有名なこの山は地元の小学生の遠 足でも登る様な初心者の方でも手軽に登れる低山としても人気のスポットです。登 山ガイドの案内の中で皆様それぞれの絶景スポットで写真をパチリ!初めての登山 の方もガイドの方の案内付きで気軽に楽しめたとのお声も多くいただけました!

絶景の立石山トレッキング

夜はガイドの福島さんたちおすすめのローカルの美味しいおすすめ店MAPを携さえ て各自自由にバーホッピングへ!なかなか入ることのない地元の隠れた美食スポッ トで美味しく召し上がっておりました!

糸島のローカルグルメでバーホッピング体験

【4日目】~糸島・玄海国定公園の魅力を振り返る~4日の最終日はこれまでの旅を振り返るワークショップを開催。この3日間の体験を ガイドをしてくれた2人と参加者の皆様で振り返り、良かったこと、改善した方が よいことなど本当に多くの貴重の意見をいただくことができました。参加者のほと んどの方々は糸島の自然や食、またそこで出会う人々との体験に非常に感動した! というコメントをいただき、今後新しい形のONSEN・ガストロノミーツーリズム の形を垣間見ることができました。皆様の意見を元に来年はこの糸島ツアーを本格 的にご案内していきたいと思います!

旅の振り返りワークショップの様子

※今回の企画は環境省の国立国定公園誘客事業の一環で実施したモニターツアーになります。
企画:いとしまちカンパニー合同会社   実施運営・協力:クラブツーリズム株式会社・(一社)ONSENガストロノミーツーリズム推進機構