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イベントレポート
vol.110
第2回 ONSEN・ガストロノミーウォーキング in 四万十市を開催しました!
「第2回 ONSEN・ガストロノミーウォーキングin 四万十市」を開催しました。
はじめに、新型コロナ感染症が全国的に拡大する中、抗原検査を実施する等、感染対策にご参加の皆様のご理解とご協力をいただき無事開催することができました。改めましてご協力に感謝申し上げます。
さてさて、~地域みんなでお出迎え、ようこそ!おこしまんと!~ をキャッチフレーズに四万十市で2回目のONガスが開催です。
四万十市は京都を模したまちづくりを始めたことから「土佐の小京都」と呼ばれ、清流四万十川と太平洋に囲まれた豊かな自然と歴史を感じる街。そんな四万十市を舞台に「めぐる」「たべる」「つかる」 ガストロノミーウォーキングのはじまりです。参加人数111名 天候:晴れ イベント終了後のアンケートでは、イベント満足度 99% と皆様に楽しんでいただけたイベントとなりました。当日の様子をご紹介させていただきます。
ONガス四万十、スタート!
朝の強い日差しの中で満開の菜の花を楽しんでもらいたい!そんなスタッフの思いもあり、昨年はゴールであった四万十川「入田ヤナギ林」が今回のスタート地点となりました。感染対策もあり20分おきに15名程度の分散スタート。参加者の多くはゴールとなる「安並運動公園」に車を止め、シャトルバスにて入田ヤナギ林に向かいます。
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参加者名簿でシャトルバスを確認
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参加者を待つスタッフ
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スタートに向かうシャトルバス
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受付の様子
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感染対策もばっちり
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出発前の説明を聞く参加者
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満開の菜の花
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ONガスの旗が目立ちます
第1ガストロポイント ~土佐ジローの卵サンド~
入田ナナギ林の菜の花畑。なんと四万十川沿いに1万本の菜の花が自生しているエリアとなります。今年はコロナで規模も縮小しておりましたが、例年、四万十の野菜や果物を中心としたマルシェ、屋台村の出店、菜の花コンサートなど趣向を凝らしたイベント「菜の花まつり」が2週間にわたり開催されます。時期を同じくして開催される「ONガス四万十」春の日差しの中、四万十川沿いの満開の菜の花を歩く、春先取りのイベントです。
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菜の花を背景に
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いざ、出発!
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スタート時はまだまだ元気
菜の花を十分楽しんだ参加者は第1ガストロポイントへ向かいます。四万十市のアイコン的な存在でもある「赤鉄橋」 大正15年に架けられた歴史ある鉄橋で当時は四国一の鉄橋だったそうですよ。その橋を眺めながらのONガスポイント。土佐うまいもの100選にも選ばれた「土佐ジロー」の卵サンドの登場です。土佐ジローとは雄と雌を一緒に飼育しているので、生まれた卵は全てが有精卵、2,3日に1個しか取れない人気の卵を贅沢に使った卵サンドが四万十の人気の「Hata’s Kitchen」より振る舞われました。「四万十珈琲」「ぶしゅうかんエール」と一緒に提供される卵サンドは最高ですね。
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土佐ジローの卵焼きをサンド
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おもてなし溢れるスタッフ
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全長508M。総工費50万円(当時)ちなみに大正15年の町の予算は年間9万円であったそうな。。
ちょっと一息。おもてなしポイント
赤鉄橋を超えると、いよいよ中村の町へ。ところどころに、ふるい町並みが残り、夏には「大文字」の送り火も開催されるなど、まさに愛称である「小京都」と呼ぶにふさわしい街ですね。そんな中村の町へ入るとサプライズのおもてなしがありました。四万十の銘店「右城松風堂」の「一口最中」と「くわ茶」が提供され、身体が温まります。
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右城松風堂の最中、ご賞味あれ
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笑顔のおもてなし、嬉しいですね。
第2ガストロポイント ~中村のカツオの塩叩き~
ウォーキングコースはいよいよ「四万十天神橋商店街」へ。もともとは買回り品や高級品を中心に発展してきましたが、店舗の世代交代も進み、今では観光客向けの飲食店と昭和の色が残る老舗店舗が混在した魅力溢れる商店街です。その天神橋商店街の真ん中に位置する「はれのば」がガストロノミーポイントとなっており、「カツオの叩き」をいただきます。高知県の美味いものと言えば全国的にも「カツオのタタキ」が有名で塩やポン酢につけて食べるのが一般的ですが、塩や酢、果汁などを効かせたタレでたたき、味をなじませていただくのが中村流、「中村伝統の塩たたき」の提供です。同じ高知県でありながら、カツオの叩きだけをみても地域色があるんですね。あらためてガストロノミーウォーキングのテーマである、食文化を通してその地域を楽しむといった醍醐味を実感です。肝心のカツオの叩きですが、にんにくに程よい酸味が効いていて、これを食べるためだけでも、四万十に訪れる理由ができそうです。参加者の目の前で藁で焼く、出来立てのカツオの叩き、名物料理の提供で気分も盛り上がりますね。四万十ぶしゅうかんを使った「ぶ酎ハイ」と「カツオの塩叩き」相性抜群です!
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本格的に藁で焼くカツオ
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肉厚~
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エンドレスで食べれそう、、
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美味しくて思わず笑顔がこぼれます
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カツオの叩きの出来上がりを待ってます
一條神社
四万十天神橋商店街を抜けると、いよいよ四万十随一の観光ポイントである「一條神社」の見学です。一條神社は文久2(1862)年、中村御所跡の一部の小森山山頂にあった一條家御廟所跡に、土佐一條氏の遺徳を偲ぶ有志によって建立された歴史ある神社です。ここでは四万十市観光協会、観光ボランティアスタッフ~LOILOI~の方に協力をいただき見学します。解説を聞きながら散策すると、歩くだけでは気づかない、歴史の跡を見つけられますね。参加者の皆様も興味深くガイドの方の説明に耳を傾けておりました。
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天神橋商店街にも飾り付け
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階段を上がると本堂があります
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ボランティアスタッフの説明
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色鮮やかな手水鉢
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雛祭りにあわせ人形供養が行われます
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その昔、侍女達がお化粧のために使用した井戸
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井戸の覗き込む参加者の皆さん
一條神社のチビちゃん
しばしばONガスのFACE BOOKにも登場し四万十のアピールに一役買ってもらっていた一條神社の看板猫、チビちゃんですが、ONガス開催前の2月25日、老衰で息を引き取りました。チビに会うことを楽しみにしていた方も多かったかと思います。当日は天神橋商店街にチビを追悼するパネルも設置され、四万十の街に寄り添い、癒しの存在であったチビに感謝を告げておりました。
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天神橋商店街に設置されたチビを追悼するパネル。
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立ち寄りポイント ~ひのきのコサージュ~
一條神社を抜けると四万十市からの心ばかりのプレゼントをいただけるエリアが出現。四万十川流域でのみ育つ「四万十ヒノキ」の間伐材を利用した「コサージュ」が参加者皆にプレゼントされました。
また、四万十にもう一度来てもらいたいと認定された観光客のみが貰えるという「四万十リピータバッチ」もいただけましたよ。
ということは・・四万十に来年も来ていいよ!というお墨付きをもらえたのかな?ちょっとしたプレゼントですが、なんか嬉しいですよね。
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春ですね~
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コサージュをプレゼント
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ヒノキの香りが何とも言えません
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赤い「四万十リピーターバッチ」
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目に優しい淡いピンク
第3ガストロポイント ~為松公園 田舎寿司とツガニ汁~
中村の街を後にすると、急な斜面が続きます。なかなかの坂道ではありますが、登りきると中村の街を見渡せる展望スポットでのガストロポイントが待っています。いまだ残る瓦屋根の街並みを眼下に臨みながら、田舎寿司とツガニ汁に舌鼓。早咲きの桜や桃も華を添え、春の休日を楽みました。またONガス参加者には郷土博物館の入場無料という特典もあり、四万十の歴史や川の成り立ちなど、四万十に関する理解を深めました。
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中村城跡に建てられた郷土博物館
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急な坂もなんのその
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眼下に広がる中村の街
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高知名物 皿鉢料理
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田舎寿司とツガニ汁
第4ガストロポイント ~鰻のかば焼きと地酒&スペシャルカクテル~
為松公園を下るとなんとも香ばしい匂いが・・。四万十といえば、やっぱり鰻ですよね。炭で焼いたふわふわの鰻をその場で食べる。しかも青空の下で!思わず、おかわり!と言いたいくらい美味しい鰻でした。また「Cafe bar Reborn」のスタッフが作るスペシャルカクテルも。金柑とミントを使ったノンアルコールモヒート。見た目も爽やかで飲みすぎちゃいますね。
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Cafe bar Rebornのスタッフ
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表情からも美味しさが伝わります
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金柑カクテル
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「四万十の風」純米吟醸
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四万十といえば鰻です
第5ガストロポイント ~安並水車の里 スペアリブとスパークリングワイン~
いよいよ最後のガストロポイント。安並水車の里へ向かいます。田園風景と後川の堤防を歩く後半のウォーキングですが、視界が広がり開放感溢れる風景です。河川敷で風も強い日となりましたが「春一番」と思えば、それも良しですね。
また、今回は3月の開催ですが安並水車は紫陽花が有名です。5月下旬から6月にかけて水路沿いにはカラフルな紫陽花が咲くそうです。菜の花、桜、紫陽花と四万十の街は春から夏にかけて1年で最も色鮮やかなカラフルな季節。ぜひ再訪したい場所ですね。
ONガス四万十、ガストロノミーのトリを飾るのは「スペアリブと焼きトマト」「スパークリングワイン」と見た目も華やかで食欲をそそります。「食べ続け、飲み続けって・・」って、普段なら罪悪感を覚えますが、今日は9キロも歩いているので、なんとなく免罪符を手に入れた気分。躊躇なく食べられます。豪華なラインナップが続いておりましたが、いよいよ最後のガストロメニュー、いっただきまーす!
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いっただきまーす
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開放感あふれる景色
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安並の水車
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かぶりつきたい
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至福のラインナップ
ゴール ~安並運動公園~
9キロほどのガストロノミーウォーキングもようやくゴールの安並運動公園へ。ゴールにはゆるきゃらの「ハタッピー」、ミニマルシェやトラックサウナも設置され、ウォーキングを終えた参加者を出迎えてくれました。ハタッピーの動きもコミカルで、ゴールの達成感も手伝い、ついつい顔が綻びます。
温泉の写真がなく残念ですが、ウォーキングを終えた参加者には四万十での温泉チケットがプレゼント。「四万十いやしの湯」「星羅四万十」といった2つの温泉施設で思い思いに疲れを癒す、そんな春の一日が終了しました。
参加者の皆様、関係の皆様、お疲れ様でしたー。また来年。
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ゴール。気持ちの良い疲れ。
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人気のハタッピー
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夏は四万十川が水風呂に
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ご満悦
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移動サウナ