イベントレポート

vol.3

ONSEN・ガストロノミーウォーキングinハチ公の里大館温泉郷を開催しました

秋田県

2017年6月10日(土)に、東北地方初のイベント、ONSEN・ガストロノミーウォーキングin ハチ公の里大館温泉郷を実施致しました。定員150名を大きく超える約200名が、新緑の季節の中、廃線レール上のウォーキングを楽しみました。
阿蘇内牧温泉、天草下田温泉でのイベントは快晴でしたので、2度あることは3度ある!もちろん大館温泉郷も快晴!!かと思いきや、当日は、まさかの雨!!大館能代空港は落雷で停電!!荒れた天気での幕開けで、どうなってしまうのか不安でしたが、、、ここで奇跡が起きます。なんと、スタートするころには雨があがり、太陽が顔を覗かせました。ONSEN・ガストロノミーウォーキング、天気の神様がついていますね。


【ガストロノミーポイント①】『ニプロハチ公ドーム』 メニュー~みそつけたんぽ~

これから始まるウォーキングに備え、腹ごしらえに、さっそく第1のガストロノミー。いきなり出ました!秋田名物、「たんぽ」。皆さん、「たんぽ」と聞いたら、何を思い浮かべますか?そうですね、「きりたんぽ鍋」ですよね。But、でてきたのは「みそつけたんぽ」。ひねりをきかせてきました。たんぽはまっすぐですけど。地場産米あきたこまちを使用した「たんぽ」と甘い味付けのみそとのコラボレーション。ほどよいみそ味でエネルギー補給完了です!


【ガストロノミーポイント②】『小坂廃線レールバイク地点』 メニュー~どじょうのからあげとアカシアの花の天ぷら~

雨は上がりましたが、歩行の安全性を考慮して、一部コースを短縮してスタート。集合場所のニプロハチ公ドームからスタート地点まで、送迎バスで移動します。

スタート地点には、かわいらしい駅長さんがお出迎え。黄色の長靴が一段とかわいらしさに拍車をかけています。

さて、ここで第2のガストロノミー。どじょうのから揚げとアカシアの花の天ぷら。どじょうって、童謡でもおなじみのお魚ですけど、最近はなかなか食べる機会が減っていますよね。ここのどじょうは温泉熱で育ったようです。さすが「ONSEN」ガストロノミー。まさに温泉が育んだ美食ですね。「うなぎ一匹、どじょう一匹」と言われるくらい栄養価の高いどじょうで、さらに元気もりもりです。

小さな駅長さん。

どじょうのからあげ。


【ガストロノミーポイント③】『大館製作所』 メニュー~大館枝豆ポタージュと枝豆フィナンシェ~

さぁ、元気よく廃線上をウォーキングです。なかなかできない体験ですね。人工物が自然の中に溶け込んでいく・・・

廃線の上を めぐる


ここで第3のガストロノミー。枝豆ポタージュと枝豆フィナンシェです。大館市の枝豆は、両国国技館大相撲にも納品され、栽培面積が急拡大しています。その枝豆をポタージュとフィナンシェに加工して提供。豆の味が生きています。そして、希望者は鉄道部品工場見学。鉄道には頻繁に乗りますが、その部品がどのように作られているのかは、なかなか見ることがないですよね。こうして製造過程を見ると、いつもと違った気持ちで鉄道に乗れる気がします。

枝豆ポタージュとフィナンシェ

鉄道部品工場見学です。


【ガストロノミーポイント④】『ニプロハチ公ドーム』 メニュー~比内地鶏、いぶりがっこwithクリームチーズ、ばっけみそ、温泉がゆ、小坂ワイン、ビール~

集合場所のニプロハチ公ドームまで歩いてきました。半分は来たでしょうか。少し疲れてきて、お腹もすいたところで、第4のガストロノミー。お待たせました!皆さんご存知、日本三大美味鶏と言われる「比内地鶏」。見てください!この丸焼きを!!炭火でじっくり焼き上げた比内地鶏を、食べやすいように小分けにして振る舞われました。

また、「ばっけみそ」、「いぶりがっこ」といった地元ならではの食に触れることもできました。「ばっけみそ」は、クラッカーに付けて、「いぶりがっこ」は、クリームチーズを添えて・・・意外な組み合わせですが、意外に合うんです。ぜひお試しを!

小坂ワインは、お隣の小坂町で開催の「アカシアまつり」で提供されているワインです。葡萄本来のピュアな果実味をストレートに感じられる味わいの秋田県内産ワイン。お酒も地元産を楽しめるのは嬉しいですね。

比内地鶏を丸焼きに!

いぶりがっこにクリームチーズ!?


さて、お腹が満たされたところで、枝豆作付け体験に参加。まだまだ小さい苗だけど、しっかり大きくなって、美味しい枝豆になるんだぞー!こうやって、「食べる」だけでなく「育てる」ことに触れることで、食の大切さ、その食の背景を知ることができ、より一層、食を楽しむことができる。これこそが、ガストロノミーです。なお、作付した枝豆は9月頃に収穫され、届けてもらえるそうです。楽しみです。

みんなで作付体験!


さらに歩いていくと・・・なんと!地元企業の方々が、タオル配布やお茶のサービスでエールを送ってくれました。地域の優しさ、そして、このイベントが地域一丸となって作られているんだなぁと感じることができました。

ガストロノミーポイント⑤『JAあきた北大館東』~旬のたけのことアスパラガスの炭火焼き~

秋田でタケノコと言えば「根曲りタケ」のことを指します。ちょうどイベント開催時に旬を迎える根曲りタケを皮付きのまま炭火で焼いた「焼きタケノコ」。うん!春の味がしますね!地場産の「アスパラガス」の炭火焼きも、これまた美味しい。その時期でしか味わうことができない旬の味に大満足です。


ガストロノミーポイント⑥『プラザ杉の子』~地酒北鹿 曲げわっぱのお猪口~

さて、東北のお酒といえば、やはり日本酒は外せませんよね!大館市の市街地に醸造所を構える「北鹿酒造」。全国新酒鑑評会金賞を平成23年から3年連続受賞した逸品だそうです。これを、「曲げわっぱ」のお猪口でいただきます。うん!粋ですねぁ。これはうまい!飲みすぎないように気を付けなければ・・・
さて、お猪口でも使われていた「曲げわっぱ」。この「曲げわっぱ」を作る工場の見学にも参加しました。江戸時代から伝わる大館市の伝統工芸品で、美しい杉の木目と加工された曲線美の調和が見事な職人技です。一見の価値ありですね!


ガストロノミーポイント⑦『映画館 御成座』~花善の鶏めし~

さて、歩みを進めていると、おや?廃線を歩いているうちに昭和の時代にタイムスリップしちゃったの??と一瞬目を疑いました。そこにあったのは、映画館「御成座」。古き良き時代の雰囲気を醸し出しています。聞くところによると、一度は閉鎖されましたが、復活したそうです。
さて、この映画館で「ハチ公」の映像を見ながら、駅弁「鶏めし弁当 特別ミニサイズ」です。JR東日本駅弁総選挙2015、2016で2年連続一位を獲得した駅弁ともあって、さすが美味しい!


そして、ついにゴール!!
ゴールで私を待っていたのは・・・え??忠犬ハチ公???そう、秋田犬です。愛くるしい秋田犬とのふれあいで心が癒されました。。。モコモコしていてかわいい!!

お土産も充実です。オリジナルデザインてぬぐい、おおだてえだまめモナカ、大館えだまめ豆知識パンフ、えだまめのまち大館ミニトートバック、えだまめのまち大館えだまめうちわ・・・って、えだまめパラダイスや~~~。大館、本当に枝豆推しなんですね!
さて、それでは最後に温泉に浸かりましょうか。ゴールでもらった温泉クーポンには、4か所の無料券と4か所の割引券がありました。大館温泉は、5月に国民保養温泉地に指定された、今話題沸騰の温泉です。あ、湯加減は適温ですよ。どこの温泉に入ろうか迷ってしまいますね。と、思っていたら、9月末まで期限があるクーポンも発見!これなら、また来たときにも使えますね~


は!!気が付けば、目の前には虹が・・・じーーーん・・・感動です。。。空も私たちのゴールを祝福してくれていたんですね。「ありがとう!!また来るよ大館!!」と空に叫んだところで、「ONSEN・ガストロノミーウォーキング in ハチ公の里大館温泉郷」イベントレポートでした。

めぐる

廃止されたローカル鉄道「小坂線」のレール上をメインにウォーキング。枝豆作付け、工場見学、秋田犬とのふれあいなど、体験も充実していました。当日朝は雨模様でしたが、出発のころには晴れ間が。ゴール時点では虹も出て、天気も味方したイベントを約200名の参加者が楽しみました。

たべる

日本三大美味鶏と言われる「比内地鶏」を丸焼きで!今が旬の根曲りタケやアスパラガスの炭火焼き、きりたんぽ、鶏めし弁当、えだまめポタージュ、日本酒など、大館自慢の多様な食に溢れていました。

つかる

5月に国民保養温泉地に指定された大館温泉。ゴール地点でもらえる温泉クーポンでは温泉郷の8つの施設の無料券や割引券が。どの温泉に入ろうか迷ってしまいますね。